2012/04/11(水)23:21
献体した父の遺体と解剖実習前の最後の面会
1月5日のブログに書いたのですが、献体している父の遺体を、いよいよ解剖実習に使うということで、面会できるのは2月末まで、という通知が長崎大学医学部より来ましたので、2月29日に長崎大学に行ってきました。
どんなところで面会するのかと思ったら、普通の霊安室でした。
この棺の中に、親父の遺体があります。
終わったら中の電話でご連絡ください、と言って大学の方は、霊安室を出て行き、部屋の中には私だけ。
どんな風になっているのかと棺の中を見てみたら、亡くなったとき棺に入れられたのと、ほとんど同じ状態でした。
変わっている点と言えば、エンバーミングされて血液がないので、皮膚の色が灰色になっている点だけ。
後は、今、目を開けても全然おかしくないくらい、状態は変わっていませんでした。
触ってみると、冷蔵室に入れられて保管されていたらしく冷たい。
都市伝説にもなっているホルマリンプールに漬けられているような、ホルマリンの匂いは一切しませんでした。
霊安室に私一人いても、特にすることもないので、一通り父の顔を見納めすると、10分ほどで職員の方に連絡して帰ることにしました。
父の顔の写真も撮ったのですが、さすがに、気持ち悪いと思う方もいるかもしれないので、ここにはアップしません。
ですが、献体を考えていらっしゃる方や、身内の方が献体なさっている方でしたら、写真をお見せすることも可能ですので、ご連絡ください。