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【動物のお医者さん 花とゆめコミックス】佐々木倫子/著 白泉社 1987年~1993年
![]() シベリアンハスキーの『チョビ(メス)』が可愛い、佐々木倫子(ささき のりこ)先生のコメディ漫画。 *おたんこナースでも有名。 所謂少女マンガカテゴリに分類される今作。 私、少女マンガが結構好きで、近々では、咲坂伊緒先生の『思い、思われ、ふり、ふられ』を読みました(2019年完結作品) *サクラ、サク。は未読。 王家の紋章やガラスの仮面、近年では、君に届け等も、大変面白く読ませて頂いた作品です。 *前出2作品はロングラン連載中。 さて動物のお医者さん。 この作品を好きな点。 ・主人公含む、キャラクター達のキャラ立ち。 ・動物達の言葉(吹き出し表記無し) 主人公・公輝。公輝と書いて『まさき』と読みますが、通称(渾名)が『ハムテル』だったりします。 *祖母からはキミテルと呼ばれている。 公輝の『公』の漢字を崩して、カタカナのハム、語呂を合わせる様に公輝の『輝』をテルと読ませ、【ハムテル】。 このセンスがとても好きです。 ハムテルの親友の二階堂や、先輩に当たる菱沼、大学教授の漆原等々、居そうで居ない、かなり濃いキャラクターが話を盛り上げてくれます。 冒頭記載のシベリアンハスキー『チョビ』は、ハムテルの愛犬。 漫画タイトルの通り、ハムテルが獣医に成るべく、H大獣医学部在籍時の話=動物のお医者さんの話になる訳です。 登場する動物達の感情を、文字表記している点が好きで、『動物達はきっとこう言って(思って)いるのだろう』と言った、動物達の心情が伺える表現が、漫画の虜になるトリガーだと思います。 ハムテルの祖母が飼う、三毛猫の『ミケ(メス)』の口調が関西弁な辺りも、猫の生態を知れば、納得のキャラ立ち。 ご興味ある方は一読推奨です。 今作の影響力は大きかった様で、シベリアンハスキーのブーム、そしてH大学のモデル、北海道大学獣医学部の志望者数増加、実写テレビドラマ放映と、社会現象と呼ばれてもおかしくはない事象が起きた事を後年知りました。 漫画のみの本棚から引っ張り出した『動物のお医者さん』は全12巻。 動物のお医者さんで、しばらく楽しい時間を過ごせそうです。ではまた次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.21 19:29:58
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