夢をかなえる【天才ボディ】の作り方

2006/01/14(土)08:39

力の外側に道がある

柔拳(79)

相手にギュッと掴まれた時。 こっちも、グッと力がはいる。 これ普通。 そんなときは、まず力を抜く。 そして、身体に気を通す。 具体的には、指を開くとかね。 で次に、技をかけていくわけですが。 ついつい、相手の力に逆らいがち。 抵抗のある方、ある方に押して行ってしまう。 これも普通。 日常生活でもやりがちのこと。 周囲を見渡すと、けっこうあるよね。 何かをコントロールしようとして上手く行かないと、さらに力を加えて同じやり方をする。 で、抵抗が強くなると、さらにさらに力を加えていく。 で、結局結果もうまく出ず。 疲れだけは間違いなく残る。 なんて感じで。 で、柔の話に戻ります。 相手の強い力って、自分に対する脅威のように思えるけど、実は全然違うんだ。 相手の攻撃は、本当は自分の動く確かな方向を指し示す道標なんだ。 この力があるからこそ「相手に対してどう動くと最も効果的なのか?」がわかる。 フニャフニャ力のはいってない攻撃だと却って難しい。 選択肢が増えすぎちゃうんだよね。 だから、グイッなんて掴まれたら、ホント、ラッキー!! 「こうして欲しい!!」って相手が、おッきな声で言ってくれてるようなもんだからね。 こんな時にすることは…、 力のすぐ外側に沿って動く ただこれだけ。 と、なぜか相手は転がったり、関節が決まっちゃったりするんだよね。 変なの、って言うか面白い。 柔って、人間関係と全く同じ。 どちらも、力の、つまり抵抗のほんのちょっと外側に道がある、のだ。 たまには、ほんのちょっと内側にあることもあるけどね。

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