|
カテゴリ:写遊人 (写真機は覗き箱)
「銀杏踏みしめ」ニコンFE2 トキナ28-70mmf2.8 エクタクローム 一足早い「秋」。 なぜか、銀塩写真で、一心に「季節」撮りまくった。 写真屋で仕上がりを待つまでが、写真心をくすぐった。 お気に入りのフィルムはエクタクロームISO100だった。 ベルビアほど派手すぎず、地味な色調に現実味があった。 ネガでは、アグファ・ゲハルトを好んで使った。 地味な色調なのに、クレヨンのようなベタ赤が好きだった。 黄色や赤やビビットな色にやたら引かれた。 だから、「秋」が忙しかった。 「紅秋・生野にて」ニコンF90 タムロン90mmマクロ プロビア タムロン90mmマクロを手に入れた時は、とても有頂天だった。 その昔からプロカメラマンが絶賛したレンズと共に。 やがて、卓越したものほど、困難であることが、分かる。 だから、僕にとってタムロン90mmマクロはポートレート・レンズになって行く。 写真て一体なんだろう? 何度も写真を辞めようとも思った。たかがカメラだ。 そんな時、土門拳に出合った。 本人に出合った事は無い。彼の作品「ヒロシマ」に出合った。 衝撃だった。 僕には、あの力はない、でも写真は撮り続けよう。 「鎮守の森で」ニコンFE2 二コール50mmf1.4 エクタクローム 土門拳に出合った後、50mmの標準レンズに戻った。 レンズや機器に凝っても写真が撮れるわけじゃない。 50mmは広角でも無く、望遠でもない。 最も肉眼に近い。だから、仕上がった写真に「ホッ」とする。 色んなものに手を出した。もうこだわりは無かった。 ロシアカメラ、トイカメラ、ピンホール、そしてデジカメ。 写真が楽しくなった。 でも、悩んで撮った銀塩写真が、今も忘れられない。 「秋が来る」ニコンEM トキナ28-70mmf2.8 エクタクローム 《銀塩写真》 ★銀塩カメラ☆のショッピング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[写遊人 (写真機は覗き箱)] カテゴリの最新記事
|