出演:豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司
監督:平山秀幸
脚本:伊藤秀裕
原作:藤沢周平「必死剣鳥刺し」
【解説】
藤沢周平“隠し剣”シリーズの傑作『必死剣鳥刺し』を豊川悦司主演で映像化。
前半、物足りなさを感じるような静かな流れ・・・
ですが、ラスト15分、迫力の殺陣シーンにくぎ付けになりました。
中老・津田民部(岸辺一徳)の策略・裏切り・・・あまりに酷過ぎます。
時代劇ファン、必見です!
2010年 日本制作
【ストーリー】
【鳥刺し】それは、必死必勝の剣。
その秘剣が抜かれる時、遣い手は、半ば死んでいるとされる。
時は江戸。
東北は海坂藩の物頭・兼見佐ェ門(豊川悦司)は、藩主・右京太夫(村上淳)の愛妾・連子(関め
ぐみ)を城中で刺し殺した。
最愛の妻・睦江(戸田菜穂)を病で喪った三佐ェ門にとって、失政の元凶である連子刺殺は死に
場所を求めた武士の意地でもあった。が、意外にも寛大な処分が下され、一年の閉門後、再び
藩主の傍らに仕えることになる。
腑に落ちない想いを抱きつつも、身の周りの世話をする亡妻の姪・里尾(池脇千鶴)の献身によ
って、一度命を棄てた男は再び生きる力を取り戻してゆく。
ある日、中老・津田民部(岸辺一徳)から秘命を受ける。
藩主家と対立しているご別家の帯屋隼人正(吉川晃司)から藩主を守れというものだった。
そして待ち受ける隼人正との決着の日。
三佐ェ門は、想像を絶する過酷な運命に翻弄されていく。