ハイネの森

四条通から木屋町通を高瀬川に沿って北へ向かっていくと、左側に小学校があった。
何かの旅番組で中村玉緒さんが、「ここの小学校の出身ですねん」と話していたのを覚えている。
いい雰囲気の建物だったので、横を通る度に気になっていた。

1996年に閉校した京都市立立誠小学校が、ホテル、ホール、店舗の複合施設として生まれ変わり、７月21日に『ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC』がオープンしたので泊ってみた。

元 立誠小学校


1869 年開校で、建物は1927年竣工の京都最古の鉄筋コンクリート校舎。
ここに店舗とホテルの一部分、自治会活動スペースが入り、
小学校舎の後ろに８階建ての建物が新築され、ホテル、店舗、図書館がある。


ヒューリックが京都市から定期借地し、設計は竹中工務店、施工は竹中・古瀬建築工事共同企業体。既存の建物を生かした開発になっている。

オープンから10日ほどの新しいホテルに泊った。

１階ホテル入口で検温・アルコール消毒したら、エレベーターでフロントのある８階に上がる。
８階からの眺めは圧巻で、鴨川をはさんで東山三十六峰のパノラマが眼前に広がる。

８階フロント前にあるバーエリアから




予約していたクラスよりワンランクアップグレードしてくれて、クラッシーキング（38平米）のお部屋がアサインされた。（ありがとう！）




ベッドサイズは幅２００cm、ブランドはスランバーランド（イギリス）。



窓際に座って景色を楽しむのもいい。



内装と家具はすっきりシンプル系のものだ。


テレビはシャープの４K対応50型。

加湿空気清浄機、電気ポット、ネスプレッソマシーンがある。
あと、無料のミネラルウォーター、紅茶と日本茶



冷蔵庫内は私物冷やし放題。



そして、アルコール消毒スプレーがある。




入口入って右側にクローゼット、トイレ、洗面台、バスルームがあり、そこがとても広い。

クローゼット


アイロン、アイロン台、使い捨てスリッパ、セイフティーボックスがある。
１人ならいいが、２人だったらもう少しハンガー多めがいいな。

洗面台はダブル

バスローブがセットされている。

バスは洗い場付き



シャンプー類は据え置きタイプで、お風呂椅子がある。


トイレは別室独立型。


部屋からの眺めは、
向かって左から

１番左に比叡山。「あとで行くよ〜」　と声かけした。



蹴上のウエスティン都が見える。
リニューアルしたから又泊ってみたいな。

南座、遠くに八坂の塔と清水寺の三重塔が見えた。




宿泊者専用のラウンジがあり、河原町で晩ご飯を食べた後に立ち寄った。



赤ワインでしばしまったり。あては乾きもの。


飲み物はスタッフにオーダーするシステムで、ワイン、ソフトドリンク、コーヒーは無料、シャンパーニュなど有料メニューもある。
30分ぐらいいたが、ずっと貸切状態だった。

この日は天気が悪かったので室内にいたが、

こんな屋外エリアもある。


朝ごはん付きのプランだったので、８階のレストランで和食メニューのほうを食べた。



まずフレッシュジュースから



小鉢がいっぱいの和食膳で、お粥でお願いした。


小鉢の下には料理の説明が書いてあるシートがあって、それを見ながらいただいた。
「京のおばんざい」を色々ちょこちょこ食べられる楽しい朝食だった。


荷物はセルフ（頼めば運んでくれるかもしれない）、調度品はシンプルあっさり系と、そこだけ見ると高級ビジネスホテル風だけど、ラウンジでゆったりできたり、オシャレなバーがあったりと、高級ビジホよりはちょっと上、という要素も多い。
元々のターゲットは、４、５日滞在するちょっとオシャレな外国人だったんじゃないかな。


場所は四条河原町の交差点から300m以内。
阪急〈京都河原町駅〉まで徒歩３分、京阪〈祇園四条駅〉徒歩５分と交通至便だ。


価格とのバランスがいいホテルだが、私にとっては欠点がある。
それは、駐車場がないこと。
電車と車では、ほぼ倍かかる時間が違うので、京都は100％マイカー利用なのだ。
木屋町周辺のコインパーキングに一晩停めるのを躊躇し、日帰り時によく利用する南座近くの市営駐車場に停めて、四条大橋を渡ってきた。
市営といっても一晩停めるとそこそこかかるからなぁ。

でも、泊ってみたいなぁと思う最近の新しい京都のホテルは、駐車場なしの所が多いのよ

今のご時世、マイカーで来る近隣客を取り込めないのは痛いだろう。
いいホテルなんだけどなぁ。


ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC
　　京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2