秩父宮に行ってきました ラグビー大学選手権第1回戦
関東残留・江戸留め置きの年の瀬 何か有効な使い方をと考え秩父宮ラグビー場に 大学選手権を見に行きました。わたしの学生時代は いわゆるラグビー全盛期のちょっと前で そのとき一回行ったきりでした。その後 秩父宮には JAPANの壮行試合とかで足を運びましたが、大学チームの試合は 30年ぶりくらい。どうせならと S指定席(メイン 下の座席表では西スタンド)をもとめたところ 6段目で南側 第5入り口から入りピッチ近くのの見やすい席でした。2試合入れ替えなしで見れるので これで3000円やったら まあええかと思いました。(画面 小さくしたいのですが、できないので・・すいません)試合は日大と東海大、帝京と慶應第1試合 関東大学リーグ優勝の東海大学が 日大を零封。通路はさんで 中央よりの席に 東海大OBらしき年配の方々ふくめた一団あり 大量得点に歓声あがるが 後半あまりの一方的展開に・・。59-0で東海大勝利。終わって 敗者となった相手方の日大フィフティーンもメインのこちら側に挨拶に来て東海大OBのみなさん 立ち上がって日大チームへ拍手。ラグビーの いわゆるノーサイドの精神ということでしょうか 学生ラグビー 学生スポーツ特有のことでしょうが いいなあと・・。(トップリーグでは こういうこと 少なくともコベルコの試合見に行った ウイングスタジアムでは 記憶にないのですが)第2試合は 関東大学対抗戦優勝の帝京と これも対抗戦4位の慶應。対抗戦リーグでは互角の引き分けだったので 慶應が雪辱なるかという一番。左隣の3人は帝京サポーター。右隣に慶應の大きめフラッグもったご夫婦。後ろに慶應OBのおじさんたち一団。前に小さな慶應フラッグもった女の子をつれたお父さん。チーム挨拶の時 帝京の二人の留学生含めたガタイの大きさに 後ろの慶應OBから「おいおい、ガタイが違いすぎるぞ」と「平均体重で どれだけ差があるんだ?」「留学生もそうだが ○番もいいからだしてるな。気合い入れないと ふっとばされるぞ 慶應!」などなど・・ところで 前から思ってましたが、ラグビー観戦のみなさんけっこう お話しが好きですよね。ひとり解説の方もいたなあ たしかアイルランドとの試合か、オールブラックスOB軍団との試合のときだったかなあ。今回 右隣の帝京OBらしきお三方 東海大の試合でも解説付きで これはこれで為になりました。試合は後半 蹴り合いが続き ラグビーもフットボールだからと思わせました。わたしは ランプレイも好きですが 蹴り合いも好きなのですが それにしてもちょっと長いようで・・。帝京OB「やっぱり 慶應 キックうまいよなあ。よく使ってくるよな、伝統だな。」「帝京の15番よく 返してるな。」試合のあとで 慶應・林監督が「テニスみたいでしたね」と言っていて確かに。しかし 結局これで時間をくって 慶應は得点機をつかめいまま 確か キックミスで帝京に自陣ゴール前でのスクラムかラインアウトからトライを許した。後半も押し迫って 慶應はボールを自陣から回すようになって ついに6点差まで迫る。1トライ1ゴールで逆点だが すでにロスタイム。慶應OBから「回せ回せ、蹴るんじゃない。そうだ仕掛けろ 行けるぞ。これを もっと早い時間から仕掛けないと いけなかったなあ」帝京OB「おいおい、大丈夫か。伝統校は 地力あるからなあ」「そうだ 時間つかえ。」23-17で帝京勝利。こっちに挨拶にきた 慶應フィフティーン 泣いてました。花崎キャプテン(SHで小柄)泣いてました。「花崎 泣くな!よくやった。」の声かかる。試合前には あちこちで「やあ、久しぶり」「どうも どうも」ハーフタイムに ご婦人たちが「あら いらしてたんですか?」「○○さんもいっしょですよ」「ご挨拶しなくちゃ」帰りがけ「シーズンもこれで終わったねえ。」「また来年」などの挨拶。 大学ラグビーは 同窓会も兼ねている面もあるのかなと。帰りにグッズショップによると なぜかお客とやりとりしていた店の人が「これ、もう仕入れてあるんだ。買ってかない?」と 同志社のタオルを 出してくる。「来週だと売り切れるよ」同じ日の花園で同志社が勝利して 次週28日の秩父宮で東海大とあたることになって、関西言葉のお客さんが「来週は飛ぶように売れるやろ。人気あるしなあ」そうか そうなんやと 同じ関西勢として 嬉しくなった。立命館は法政に破れたが 関西リーグで優勝した関学は日体大を降して 2回戦進出瑞穂で法政と対戦。見に行けないのが残念。同志社が秩父宮に来るがこの日は年末休みで逆に関西に戻っている。ケーブルテレビで楽しみに見よう・・。年の瀬 テレビ見てると家の仕事しろと かみさんにいつも怒られるが。以下 ラグビー協会HPから大学選手権・1回戦 マッチ&会見リポート(帝京 23-17 慶應義塾) 帝京大学 23-17 慶應義塾大学(1回戦/2008年12月20日 at東京・秩父宮ラグビー場)慶大、後半猛追するも、学生王座を狙う帝京大、力の差を見せる今年から、16チームの組み合わせを公開抽選で決めたため、1回戦から対抗戦グループの強豪同士の対戦となった。10月19日に行われた対抗戦の試合では両チーム1トライずつの5対5の引き分けとなっており、対抗戦優勝の帝京大としてはその実力を見せ、学生王座を狙うスタートの試合としたい一方、慶應大としてはフィジカルでは帝京大が勝るとはいえ、この試合で敗戦となったらシーズンは終了してしまうため、なりふりかまわずしつこいディフェンスで勝利をもぎとりたい試合である。前半は、両チームともよくボールを動かし、それに対してバックス、FWともよくタックルをして、なかなか得点を与えなかったが、24分に帝京大SH滑川がゴール前で蹴ったゴロパンを右サイドよりWTB鎌田がすばやくインゴールのボールに飛び込みトライをとり、帝京大が7-3でリードしてハーフタイムとなった。後半に入り、慶應大のディフェンスが少し甘くなった隙を帝京大が突き、大きくゲインする場面が見られるようになり、2分にはゴール前スクラムより帝京大がスクラムトライをとり14-3と差を広げた。後半の中盤、慶應大バックスがボールを手にすることは多かったのだが、ロングキックで距離を稼ごうとして、両チームのFBでのキック合戦となることが多く、得点にはつなげられずに時間が過ぎてしまった。11点差のビハインドであった慶應大は、積極的にボールをまわしてトライチャンスを狙うべきであったと思われ、この時間帯は、結果的には残念な試合運びになったように思う。後半28分には、帝京大はPGも決まり、20-3とさらに差を広げ、試合を決めたかにも思えたが、最後まであきらめていない慶應タイガーフィフテーンは、最後の10分は積極的にボールをバックスに展開し、WTB三木、LO立石で2トライを返し23-17まで猛追した。しかし、慶應が挽回に出たのが遅すぎ、6点差までつめた時点でノーサイドとなった。最終的には、帝京大の実力がすこし上回った分、点差にあらわれた結果となった。帝京大はFW、バックスとも1試合ごとによくまとまってきており、これからの正月の試合が楽しみだ。(正野雄一郎) (2008.12.21)