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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2008年08月13日
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官僚の高すぎる給料、ろくに仕事していない天下り団体を毎年、たくさん作り、全部、税金で天下り官僚の給料や遊興費をまかなっているから、税金は国民から増税というかたちで取り続ける。これらの官僚コストは何の効果もなく、国民に対する利益も生まない。官僚改革など全くする気のない自民党と公明党。民主党は官僚の労働組合を支持母体にもつとはいえ、これを核にして自民党と公明党との違いを国民に訴えるべきである。自民党と公明党は、キャリア官僚といわれる東大出の年収三千万円以上も税金から給料をもらっている管理職の傀儡である。橋本、小泉と官僚改革をスローガンにしているが、中身は全く、官僚保護主義である。痛みは国民に押し付けて、官僚と生産者の利益を保護する政治が自民党と公明党の目的である。消費者重視という福田政権の欺瞞は消費者保護大臣に食品偽装で問題になった岐阜県養老牛を生んだ野田聖子を起用したことでも明らかである。福田改造内閣の特徴の一つは「小泉改革の否定」だ。小泉元首相がやろうとしていたことを全部否定してしまおうという、一種狂的な気迫のようなものすら感じる。それは例えば、郵政民営化反対議員であった野田聖子氏が消費者行政推進の特命担当大臣になっていることからも読み取れる。彼女は小泉改革の柱である郵政民営化に反対したために自民党から追放された、典型的な「アンチ小泉」だったからだ。小泉改革・スモールガバメントの象徴であった大田経済財政担当大臣に取って代わったのが与謝野さんだということも象徴的な出来事だ。与謝野馨氏は小泉元首相とはまったく逆の、対局にある考え方をする人物だ。財政が不足しているとなれば、普通の感覚を持った人間であれば「ムダを減らそう」と考えるものだろう。しかし与謝野氏は真逆の判断をする。すなわち「税金を集めよう、消費税を上げよう」とするタイプだ。そしてラージガバメントを志向し、官僚と仲良くすることが国にとって良いことだと公言してはばからない。今回の閣僚は、福田首相の考えているベストメンバーであろう。端的に言えば、官僚に優しく、国民には優しくない増税内閣が生まれようとしている。景気対策と称してばらまきを始めていた小泉時代以前の昔のスタイルに戻ってしまったと言うべきか。福田首相を退任に追い込むとしたら、その役を担うのは麻生氏である。麻生氏を抑えないと「福田さん、早く禅譲して選挙をしなさい」という声が、自民党からも世論からも聞こえてくることは十分に考えられる。だから福田首相にとって一番怖いのは麻生氏だ。麻生氏が勝手には動けないようにしたい。では、どうするか。その答えが自民党幹事長というポストを与えることだったわけだ。この「自民党幹事長」というのが嫌らしい。なんといっても自民党幹事長は、選挙の結果について一番重い責任を担うポストである。ご存じのとおり、前回の参議院選挙では自民党は大敗した。そのときは中川秀直氏が責任を取って幹事長を退いた。そして次の衆議院選挙でも自民党は大敗すると予測されている。そうなると責任を取るのは誰か。当然、幹事長の麻生氏に他ならない。彼が詰め腹を切らされる。福田首相は、麻生氏を自爆テロに取り込んで、爆発させようとしているのだ。つまり、麻生氏を幹事長に据えることで、彼が勝手に動くのを完全に封じ込め、福田退任論が出ないように押さえ込んだわけだ。また選挙の時は彼を前面に立てて戦い、敗北すればもろとも辞任、という筋書きになる。もっとも政権がほかの党に移るほど敗北すればどのみち道連れだ。前回の総裁選では福田首相は麻生氏と戦ったが、彼はそれをまだ根に持っているようだ。麻生幹事長という肩書きを見ると「福田さん、あんたちょっと恐ろしい人事をやったな」と、ある種の薄ら寒さを感じざるを得ない。一見温厚そうな表情の裏で、彼は陰湿な報復人事で復讐を果たした。
特別会計は金額が大きい。にもかかわらず国会の承認が不要なので、官僚にとっては「有難い」お金でもある。だからというわけではないが、好き勝手に使われている一面がある。無駄遣いの温床になっていると非難されるゆえんだ。すべてが役所のひも付き予算になっていて、公益法人のような傘下の法人にお金がまわり、組織をたくさん作り、そこでまたお金が蓄積されている。特別会計も一般会計と同じように透明にするべきなのである。いや、むしろ「国会での承認が必要」ともっと踏み込むべきなのだ。国会の承認が必要ないとされるから、役人に勝手な使い方をされてしまうのだ。企業会計では事細かにルールを決めていているのに対して、官僚の聖地である特別会計にはルールがない。また特別会計の方が一般予算よりも大きいという、とんでもない鬼っ子が日本には生まれてしまっているのだ。この新内閣は基本的に役所の聖域には手を入れさせないという守護神がずらりと顔を並べている。その代表格が「またしても」というべきか、谷垣氏、そして与謝野氏だ。この内閣に国民生活者の視点に立った施政や、急務となっている官僚改革は期待できない。今回の組閣で、自民党は小泉改革の否定を明確にしたわけだ。福田さんは首相ではあるが、自分たちが選ばれたときの国民の信託と180度異なる布陣で行政を行おうとしている。今の議員は3年前に小泉郵政改革の洗礼を浴びて選ばれた人々である。国民はその一点に関して声を上げるべきだ。既に消費税を上げることもやむなしとマスコミ操縦を始めたし、株式市場の活性化、景気対策、など政治家にとってはうれしいご託を並べ始めている。せっかく小泉内閣が「改革には痛みを伴う」と国民を説得し、国民もそれを受け入れようとしていた矢先に「ばかな国民などどうにでもなる(大田農水大臣のうるさい消費者発言でもそれは明らか)」という声が自民党と公明党のなかで流れている。次の選挙で国民自らがこうした福田首相のやり方に判断を下すことを期待しよう。











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最終更新日  2008年08月13日 09時00分55秒
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