ご存知ですか?住宅火災警報機が必要な訳。
住宅火災による死者数(放火自殺者を除く)は、年々増加する傾向にあり、平成16年には1009人もの方が火災により亡くなっています。そのうち、約6割が逃げ遅れによるものであり、また約6割が65歳以上ということから、火災発見、また発見した後の行動のわずかな遅れが重大な被害をもたらす訳です。 そして、一般住宅の火災による死者数は、建物火災全体の約9割を占めます。多くの人が集まって、一見危険そうに思える店舗やホテルなどよりも、普通の住宅火事によって人が亡くなる被害が圧倒的に多いということが意外と、認識されていないのです。 住宅用火災警報器といっても、その機能や働き方はさまざまです。ここではどんな警報器があるのかをご紹介します。 煙感知タイプ火災のときに生じた煙をキャッチして、火災発生を知らせてくれる警報器です。今回の法改正で設置が義務づけられたのは、こちらのタイプです。感知方式として光電式とイオン化式がありますが、改正法では原則として光電式の採用をすすめています。熱感知タイプ一定の温度以上になると感知するタイプと、一定の温度差以上の温度変化があった場合に感知するタイプがありますが、大半が前者のタイプになっています。調理などで煙が出やすい台所や、車の排気ガスが充満する車庫などへの設置に適しています。 そのほか電池式やコンセント式があります。詳しくは消防署で訪ねてみてください。