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女の一生(1967.11.11) 松竹 カラー 119分
監督:野村芳太郎 原作:ギ・ド・モーパッサン 出演:岩下志麻(26)/栗塚旭(30)/田村正和/竹脇無我/長岡輝子/小川真由美/左時枝/大坂志郎 出演:高原駿雄/瀬良明/江幡高志/星清子/北城真記子/宇野重吉/左幸子(37)etc 総合評価 ★★★★★★★☆☆☆(7点) ストーリー★★★★★★★☆☆☆(7点) キャスト ★★★★★★★★☆☆(8点) 今日は野村芳太郎監督作品『女の一生』を見た。野村芳太郎の作品を見るのはこれで6本目。 モーパッサン原作の「女の一生」を日本版で映画化したものらしい。原作はもちろん、モーパッサン自体知らなかったので普通のドラマとして観賞。見てみるとまぁ野村芳太郎らしい作品かなと。美しい信州のロケーションを背景に、昼ドラのようなドロドロした物語が展開していくのね。それなりに力の入った作品なんだろうけど、見終わってみると可もなく不可もなく・・・といった感じw キャスト 岩下志麻 波乱万丈の女の一生を送る弥生伸子役。10代後半から50代くらいまで一人で演じてます。調べてみるとまだこの頃26なのね・・・。改めて志麻さん凄いっす。ただ志麻さんにしてはちょっと弱い役かな~と。こんなに泣いてばかりの志麻さんは見たことが無いくらい。 栗塚旭 志麻さんの夫御木宗一役。この人はじめて見たけど見事に憎らしいw 田村正和 志麻さんの息子弥生宣一役。甘やかされて育てられたため見事などら息子に成長するw ところで映画の中の田村正和ってなんかきもいんだよね・・・。 竹脇無我 左幸子の息子芳吉役。田村正和とは異母兄弟。田村とは正反対に好青年。やっぱり育った環境の違いは大きいね・・・。 小川真由美 栗塚旭と浮気する女彦根里枝役。出番少ないながら結構印象的な役。 宇野重吉 志麻さんの父親弥生友光役。地元の有力者でよく出来たお方。しかし婿を見る目はなかった。志麻さんを甘やかしすぎたのも悲劇の遠因。 左幸子 弥生家のお手伝いさんお民役。志麻さんとは乳のみ姉妹。栗塚旭に手篭めにされ妊娠、家を出される。弥生家没落後は志麻さんを手助けする。宇野重吉を抑えてのトメ、当時からかなりの格だったのね。それにしても志麻さんが白髪な横でこの人は若々しすぎw まぁそれだけ志麻さんの苦労を際立たせるためかもしれないけど。 ストーリー 裕福な家に生まれ、両親からもかわいがられて育った伸子。しかし結婚後は様々な不幸が彼女を襲う・・・。 夫の栗塚旭は乳姉妹の左幸子と不倫。志麻さんに子供が生まれた後も小川真由美と不倫。最後は不倫相手の夫に小川真由美と一緒に撃ち殺されるという結末。息子もそんな父親に似たせいか見事なドラ息子。不良仲間と遊びまくり、無免許運転で人身事故を起こす(示談金2000万円也)。その後も何かと志麻さんに金を要求するという外道。でも志麻さんももう息子しかいないからそれでも甘やかすという次第・・・。まぁこの不幸は自業自得なところもあるのね。考え方もマイナス思考で自分だけが不幸で、周りはみんな幸せに見えるといった感じ。 そんな彼女にも最後は孫が産まれ、息子も自分の所に帰ってくる。そんな志麻さんに左幸子が言う。 「世の中なんて思ったほどええもんでも悪いもんでもねえだ わしらもまだまだこれからだ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.26 12:38:01
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