カテゴリ:手作り作品
洗濯機が壊れ、電気屋の兄ちゃんにカタログを持ってきてもらった。 「何もしないのに、どうして、壊れるのかねぇ?」と、姑さんの問いかけに苦笑いしながら、 「16年ですよ。長く持ったほうですよ。」と、応えた兄ちゃん。 姑さん、素直というか・・・考え無しというか・・・・。
来週早々に新しい洗濯機が来ます。 待望の節水・省エネ型・乾燥機付きのドラム式で~す♪ルンルン♪ 今頃?ですよねぇ。あはは~。
ちなみに・・・品物を選んだのは私ですが、 「おいくら?」と、聞いたのは姑さん。(嫁は、決して聞きません。聞いたほうが払うしくみなので) 「設置費込みで18万くらいかな?」・・・・(ひぇ~、高いなあ~・・・嫁・心の叫び) 「あらそう。わかったわ。」・・・即決の姑さん。格好良いわあ~。ラッキー♪ 《最近の手作り》
カレンダーのターシャ・チューダーさんの優しい微笑みをみていたら、 久しぶりにカントリードールを作ってみたくなりました。
『生きる事を楽しむ・おばあちゃん人形』 *ドール作りは簡単そうに見えて、結構な時間がかかります。他の手芸や編み物の合間にコツコツと作りました。 顔の表情作りに四苦八苦。優しそうなおばあちゃんに見えたら嬉しいです。
ターシャさんのような暮らしは出来ないけれど、その思想には感銘をうけました。 花、手作り、物、そして出会った全ての人に感謝して生きていけたら素敵ですよね。 自分が幸せならば、他人にも優しく出来る心の余裕が生まれてきますもの。
《おさらい勉強中?》 職業柄、語学の教室とは縁があったよなあ。 海外のファッションショーやバイヤーとの会話には、英語が必須。 中国人研修生受け入れ、中国の工場とのやり取りに、中国語が必須。
仕事を辞めたら、韓国ブーム。 字幕が苦手で、即、韓国語を習いに行った。
言葉って使わないと・・・忘れるね。 まさか、中国人に「シエシエ」じゃなく、「コマスミダ」なんて、言いませんが・・・。 日常会話も・・・・だんだん自信がなくなってきましたよ。
前置きが長くなりました。私が今「おさらい中」のものは・・・・
『手話』です。 私にとって手話は、思い出深い言葉なのです。
高校時代、嫌々行った(学校行事は全てパスしたい学生だったから。)ボランティア。 身振り手振りで近づいて来た子に、くるぶしまであるスカートをつかまれた友人は、 「何?何だ?」と、驚き、手を払いのけた。(たぶん・・・にらんだな。)
唇を噛み締めて、その子は、もう一度身振り手振りで話す。
「一緒に、折り紙で、遊ぼうよ。ってさ。」
その光景を見ていたらしい職員さんに、「手話がわかるなんて、すばらしいですね。」と、言われた。 人間て、褒められた言葉は覚えていますよね。(意地悪な言葉も忘れませんが。) 褒められると、伸びる子なんです、私。 休み時間やつまらない授業中(良い子は真似をしないで下さい。)も、手話のハンドブックを離さなかった記憶があります。
大好きだった祖父が、若い頃の職場の騒音で難聴になり、耳が聞こえず手話を使っていた。 小学生の頃の私は、「おじいちゃん、何が言いたいのかわかんないよ!」と、冷たかったなあ。 祖父の悲しげな顔を見るとせつなくて、わからないながらも祖父の家に遊びに行くたびに教わりました。
内緒話もよくしたし、内孫以上に小遣いをもらったような・・・。 一番嬉しかったのは、祖父の笑顔。 小学生の高学年の時に亡くなった祖父。 それ以来、手話の出番は無くなってしまった。
何故、今・・・手話なのか?
去年の秋、花の水遣りをしていたら、見知らぬ女性に肩をたたかれた。 振り向くと、身振り手振りで必死に何かを言おうとしている。
私が、ポカ~ンとしていると、バッグからノートを出して何かを書こうとしていた。
そうかあ・・・・。
「どうしたのですか?」と、手が動いた。
女性は、少し安心した様子で、「駅への道順を教えて下さい。」と、手話。 「この道を、まっすぐ行って・・・・・・。」と、またまた私の手が勝手に動いた。 恐るべし、若い頃の記憶力! (念のため、ノートに地図も書いたが。)
「助かりました。ありがとうございます。」女性の顔が、パッと明るくなり、 何度も何度も、振り向いて頭を下げる。そして、笑顔で大きく手を振る。
時間にして、5分くらいのやりとり。 道を尋ねられ、それを教えただけ。 たった、それだけの会話なのに、なんだか胸が熱くなったのです。
それ以来、本棚から手話の本を取り出しては、「おさらい勉強」を始めました。 もちろん、TVの『手話講座』『手話ニュース』も録画して、何度も見直しています。
40歳を過ぎると、さっき覚えたばかりの単語が、「右から左へ♪~♪」抜けていくようです。 『手話』をおぼえて、どうするの?・・・・と、不思議かもしれませんが、 何故か、私には必要な事のように思えて仕方が無いのです。
手話も世界共通語では無いですよね。 覚えたって、日本人にしか通じないかもしれない。 施設の女の子、道を聞かれた女性、そして祖父。 かすかな記憶の片隅の大きな温かい笑顔が忘れられないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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