肋骨骨折 医は算術について
今から10年以上前の事です。経緯については割愛しますが肋骨を骨折したことがありました。骨折後2~3日後に痛さが酷く、もう我慢できない状態になりましたこれは肋骨にひびが入ったか骨折してるに違いない、医者に診てもらわねば!当時住んでいたマンションから一番近い整形外科に行きました。医院に着き、早速レントゲン撮影医者との会話私「先生、かくかくしかじかで肋骨にヒビが入ったか、骨折しているんじゃないかと思って…」医者「決めるのは私だから… うーん骨折しているね」私「骨折!! 入院とかになるんでしょうか?」医者「いや、大丈夫 それよりどんな経過で胸を打った訳?」私「かくかくしかじか」医者「うーん、骨がスカスカしているのかもしれないね。骨密度の検査をするから」私「先生、職場の集団検診で去年骨密度を測って正常だったのですが」医者「えっ、集団検診の検査なんていい加減な物を信じちゃダメだよ、ここで正確に測るから…」看護師に誘導され「正確な」骨密度検査をして検査結果表を貰いました。検査結果を見ると正常範囲です、どちらかと言うとみっしりしているほうではないかと思われました。医者、検査結果を見ながら「うーん、今のところ正常範囲だね」私「良かったです」医者「これで安心してはいけない、血液検査をしてみよう」看護師に誘導され、有無を言わさず血液を抜かれました。医者「あと、今は正常だが将来骨粗鬆症になるかどうか調べるから、明日一番の尿を持ってきて」私「先生、骨粗鬆症の事は後で行いますので、まずは肋骨の処置をお願いしたい、痛くて堪らない」そう言うと、医者は明らかに怒った顔になっていました。医者「肋骨の骨折は何もできない、2週間もすれば骨はくっつく、痛み止めの薬を出すから、それを飲むように。骨粗鬆の検査は良いんだね」私も骨折で来ているのに、まるで骨粗鬆症の診察に来ているかのようで、少しムッとしました。私「骨粗鬆の検査はやらなくて良いです。骨は丈夫です」売り言葉に買い言葉ですよ。医者「分かった、将来骨粗鬆症になっても診てやらないからね」私「じゃあ、その時は他の整形外科に行くから大丈夫です」売り言葉に買い言葉Ver.2ですよ。ムカムカしながら痛み止めの薬を貰って帰りました。後日肋骨の痛みも和らぎ、年上の知人にこの話をしたところ、知人が言うには、骨粗鬆症の薬は高いしずっと飲み続けなければならないので、その医者は骨粗鬆症にしたかったんだろうね との事でした。なる程、医は算術って事かぁ と納得したものです。あの医者に私はネギをしょった鴨に見えたのでしょうね。ニンマリしたのに、鴨がネギを食べて逃げてしまったように感じたかもしれません。何故、このことを日記に書こうと思ったかというと、藤井聡氏の「過剰医療の構造」を読んだから。まあ、こういう医者はほんの一部だと思っていますが…、なんだかなぁと思う時もありますね。ランキングに参加していますポチっとして頂けると嬉しいです。にほんブログ村