二十世紀的少女

昨日、猫を霊園に連れて行き、お別れしてきた。
家に帰ったら気が緩んだのか、体調が崩れてダウンしてしまった。

ゆっくり寝たせいか、今日はだいぶ調子がよい。
仕事の打ち合わせもかねて、知人と谷中、千駄木あたりを散歩。
とってもステキな簪をGETした。

猫が倒れて以来、夫に留守番を頼んで外出していても
心の片隅にいつも猫のことが気にかかっていて、
こんなに時間も何も気にすることなく外出を楽しんだのは本当に久しぶりだ。

21年も連れ添った猫が死んだのに、なにを呑気な！と思われるかもしれないが、
この二ヶ月近く、何度も「もうダメか！？」という場面に遭遇して、
覚悟が出来ていたせいなのか、自分でも意外なほどダメージは少ないのだ。

家にいると、まだ、猫のことを考えて、とつぜん涙がこぼれたりもするが
猫の残していったもの（トイレシートやオムツや猫缶、ケージなど）は
猫をたくさん飼っている夫の知り合いが、一切合切引き取ってくれることになったので
家の中から猫の痕跡が消えてしまえば、また、気分も変わってくるのだろうと思う。

今まで、猫に費やしてきた時間をこれからなにに使おうか、
前向きに考えていきたいと思う。