|
カテゴリ:カテゴリ未分類
1992年に公開されたこの映画は、新宿の歌舞伎町で観たのを覚えています。ジョン・カーペンター監督でチェビー・チェイス主演の、軽いタッチの透明人間物語です。
読んではいないけど、原作は「透明人間の告白」って小説だったと思います。 透明人間を演じる場合、役者にとって一番嫌なのは(多分)自分の姿が画面に映らないことだと思います。 この映画では、演劇なんかで良く使う手法で「観客には見えているんだけど、舞台の(スクリーンの)中の登場人物には見えていないことにする」ってのを結構使っておりました。 勿論、合成を使って透明になっているシーンもたくさんありますけどね。 古典的な手袋やマスクをはずすとそこは透明!! という演出個所もありますが、洋服を着たまま透明光線を全身に浴びたという設定も面白い点のひとつです。 聞くところによると、この映画はチェビー・チェイスが持ち込んだ企画だそうです。 んでもって監督を選考する時に「スターマン」を撮った監督が良いということでカーペンター監督に決まったと聞いています。 確かに「スターマン」もカーペンターの作品ですが、ちゃんと「ハロウイン」とか「遊星からの物体X」「ザ・フォッグ」とか見た上での発言かどうか非常に疑問なところです。 まあ、結果から言えばカーペンターらしさも残しながら、チェビー・チェイスの映画になっておりますから、企画者としては正しい監督選びだったのでしょう。 10点満点中6.5点 カーペンター作品だから、ってことで若干甘いかも知れませんが、競演のサム・ニール氏(オーメン、ジュラシック・パーク1&3、イベント・ホライズン)が良い味出してます。 この方はカーペンター監督作「マウス・オブ・マッドネス」では主役をはっております。この映画はかなり好きな映画ですので、また今度じっくりと語ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|