カテゴリ:ささやかなしあわせ
中学校の部は昨日の日記に書きました。
とはいえ、最後の一校のみの演奏しか聴けなかったので・・・ 今日は高等学校の部が行われ、今度は忘れずにテレビで見ました。 昨日の中学校の部は、郡山市立郡山第二中学校が二年連続の金賞を受賞。 とくれば、高等学校の部で昨年金勝を獲得し、今年も全国大会に連続出場している宮崎学園高等学校の結果が注目されました。 高等学校の部の今年の課題曲は、『あの空へ~青のジャンプ~』 作詞:石田衣良さん(直木賞作家) 作曲:大島ミチルさん(NHK大河ドラマ「天地人」テーマ曲作曲) という組み合わせですが、合唱部・コーラス部に所属している人達にとっては難しい指示が作曲者から出ています。 楽譜には、 『76小節から83小節のスキャットの言葉(歌詞)は自由。 ハンドクラップやフィンガースナップを加えたり、アドリブでソロを加えてもよい。』 ・スキャットであれば、楽譜以外の言葉(歌詞)を使うことができます。 ・楽譜どおりに演奏し、ハンドクラップやフィンガースナップ、ソロ(ソリ)を加えなくても、マイナスの評価はしません。 ・スキャットを楽譜以外のものにしたり、ハンドクラップ、フィンガースナップ、ソロ(ソリ)を加えた場合、評価の対象になります。プラスの評価も、マイナスの評価もあります。 ・76小節から83小節にソロ(ソリ)を加える場合に限り、その演奏者は定められた線を越え、前に出て演奏することができます。 という過去に例のないような指示が出ています。 通常は楽譜に忠実にあるべきで、個性的な表現を試みれば否定的な評価をされるのがコンクールのいわば常識なのですが、『その常識を敢えて踏み越えてみなさい。」との指示が作曲者からリクエストされているのです。 石田衣良さんの詩に出てくる、 「安全な道ってなに?」 「間違いのない生き方ってなに?」 「みんなが君の未来のためというけれど、ぼくの未来ほんとうに見えてるの?」 「ぼくたちが傷つくのをとめないで」 「ぼくたちが間違うのをとめないで」 といったフレーズにシンクロさせての異例の指示ということでしょうか。 確かに、世間で一流と言われる大学を出て、一流と言われる企業に勤めたとしても、それが安全で間違いのない生き方などと言える時代ではなくなりました。 石田衣良さんも大島ミチルさんもスキャットの部分の演奏での表現の印象を聞かれて、「もっと弾けた表現をして欲しかった。合唱をする人は真面目なんですね。」と言ってましたが・・・ 私は、今年の高等学校の部で、この76小節から83小節のスキャット部分をどのようにこなすのかに注目していました。 全国大会のコンクールですから、ミスなく演奏を終えるのが第一で弾けるにも限界があったでしょう。クラス対抗合唱コンクールの課題曲にしたら様々な表現が見れて、きっと楽しいでしょうね。 さて、結果ですが、 金賞は関東甲信越代表の杉並学院高等学校(東京都)でした。 一昨年も金賞でしたので2年ぶりの全国大会金賞です。 一方、昨年金賞だった宮崎学園高等学校は優良賞ということで二連覇は叶いませんでした。 宮崎学園の自由曲は、今日の審査員でもあった作曲家・新実徳英氏の曲を選択し、杉並学院は宮崎民謡を素材にしたコンポジションを選択、となかなか興味深い両校の自由曲選択でした。 金賞の杉並学院高等学校は我が家から距離的には近い所にあります。 息子が通っていた小学校では年に一度「音楽を楽しむ会」を開催しており、小学校から近いこともあって毎回出演して合唱を演奏してくれているのが杉並学院の合唱部です。 以前は女子校でしたが共学となって今の校名となっています。 この杉並学院高等学校は、プロゴルファーの石川遼君が通学している高校でもあります。 表彰式で金賞の表彰を受けていた三年生の男子生徒は石川遼君と同級生ということですね。 JR中央線の高円寺・阿佐ヶ谷間で線路に沿って杉並学院が車窓から見えます。 『第76回NHK全国学校音楽コンクール 高等学校の部 全国大会金賞受賞』 なんて垂れ幕を車窓から見ることができるんでしょうか。 【ブログランキング参加中】 応援宜しくお願いします!確実に開くまでしばしお待ち下さい ブログ村 通販ブログ BlogPeople「稼ぐ話/アフィリエイト」ブログランキング ブログケンサクエンジン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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