カテゴリ:ささやかなしあわせ
昨日、NHKのBSハイビジョンでドラマ「ハゲタカ」を観ました。
全6話を一気に再放送したものです。 NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」として放送されたのは2007年3月、 昨年のゴールデンウィークに分割して再放送がありましたが、 その時は後半の一部しか見ていませんでした。 第1話 日本を買い叩け! 第2話 ゴールデン・パラシュート 第3話 終りなき入札 第4話 激震!株主総会 第5話 ホワイトナイト 第6回 新しきバイアウト でも、用事があって第4話だけは見ることができず残念でした。 NHKが、かなり力を入れたドラマで、放送終了後即DVDが発売されています。 昨年6月には映画化もされています。 公開時期は知っていたけど、これも観てませんでした。 映画「ハゲタカ」の原作は「ハゲタカ」ではなく「レッドゾーン」でした。 ドラマが何度も繰り返し再放送されるのかと言えば、 日本が「失われた10年」どころか15年、やがて20年にもなろうかという不良債権問題から脱することができないからでしょう。 ドラマも原作もモデルとなる実在の企業や人物が登場してきます。 ドラマ第1話で出てくる「三葉銀行」は「三和銀行」でしょうか。 重鎮役員・飯島(中尾彬)は関西弁喋ってましたし、三葉銀行は合併してMGS銀行になってたので、「MGS銀行」は「UFJ銀行」かな。 ただ、モデルとなった企業のメインバンクでもなかったりしてます。 不良債権の「バルクセール」が出てきますが、日本の銀行で初のバルクセールを実行したのは住友銀行だったと記憶しています。 とすれば、バルクセールの陣頭指揮をした飯島(中尾彬)は、住友銀行にいた日本郵政の西川前社長? 「かんぽの宿」のバルクセールでは、ド素人の鳩×総務大臣がバルクセールのプロである西川社長を素人呼ばわりしてました。 「バルクセール」は経営不振企業向けの不良債権だけでなく、俗にフロント企業と言われるヤバイ企業も含まれており、珠玉混交の福袋(売り手、買い手、どちらに福だか?)といった感じです。 不良債権問題では金融庁(当初は金融監督庁でした。)の方々がキャストに加わらないとストーリーにならないのですが、そこはNHKらしいところです。策士の官僚は登場させていません。 官僚が銀行にネチネチと圧力をかけるドロドロとした現実の世界は割愛していますので寂しいものです。 ドラマ第2話と第3話で出てくる玩具メーカー「サンデートイズ」 業種は違うけど、お菓子メーカーの「東ハト」がモデルでしょう。 プレパッケージ型の民事再生を申し立て、同時にユニゾンキャピタルがスポンサーに名乗りを上げましたが債権者から異議が出て、前代未聞のサドンデス入札(片方がギブアップするまで価格を競り上げるオークション)となりました。 10月8日の日記『10月8日は「東ハトの日」』にも書いていました。 スポンサーの一社がバンダイだったこともあり玩具メーカーに置き換えたんでしょうね。 プレパッケージ型といえば、日本航空も同様にプレパッケージ型で会社更生を申し立てて、再生を図る方針が固まってきたようです。 日本航空の問題も、この時期での再放送の理由なんでしょうか。 第四話、第五話では 新進IT企業ハイパークリエーションの青年社長・西野(松田龍平)が突如現れ時代の寵児となり、買収合戦に参戦し、壮絶なTOB合戦を繰り広げます。 松田龍平は、表情の端々に父親である松田優作の面影があり、懐かしさを感じさせます。 IT企業の青年社長でTOB合戦の末に逮捕、ホリエモンをイメージさせます。 主人公の鷲津(大森南朋)もファンドの代表者として、 「お金を稼ぐことがいけないことでしょうか。何か問題があるんでしょうか。」 と記者会見で発言するシーンがあります。 村上ファンドの村上世彰の名(迷)言を思い起こさせます。 過去にあった色々な事件や実在の人物の話を合成させてあり、結構楽しめました。 一週間に一話ずつというのが連続ドラマを観る王道なんでしょうが、一気に観るのもまた、数回前の記憶が薄れずにいいものです。 【ブログランキング参加中】 応援宜しくお願いします!確実に開くまでしばしお待ち下さい ブログ村 通販ブログ BlogPeople「稼ぐ話/アフィリエイト」ブログランキング ブログケンサクエンジン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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