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図解 火災報知設備工事方法

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2017.10.31
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カテゴリ:P型1級 工事



P型1級工事 
 図 92 のような配線ルートの現場の場合。
現場の特徴を整理します。
  ・⑥番の警戒区域のELVシャフトの煙感知器は5階の⑤番の総合盤から配線されています。
  ・各階の居室の感知器はそれぞれの階の総合盤から配線されています。
  ・1階の総合盤からは①番の警戒区域の倉庫側及び店舗側の感知器へそれぞれ別ルートで配線されています。
  ・1階のELVホールの感知器は受信機から配線されています。
  ・各回線の終端抵抗は同じ警戒区域、または最寄の総合盤に取り付けます。すなわち5階の総合盤には⑤番と⑥番(ELVシャフト)の抵抗が入り、
   それ以外の階の総合盤には1つずつ終端抵抗が入ります。



居室の感知器の結線の例(図 92-2)
感知器間を配線されていた4芯の電線の色は透明、白、青、黄だったので、透明をよく用いる電線の赤に見立てて、透明と青をL線(ライン)、白と黄色をC線(コモン)として利用しました。
4芯が2本配線されているところは、赤(透明)と白をベースの端子を介して次の感知器へ送り、青と黄は感知器のベースの中で圧着しておきます。
4芯が1本のところは、赤(透明)と青を同端子、白と黄色を同端子に結線します。(図 92-2)
1階の感知器も同様に結線します。
以上は送り配線で説明したとおりです。



幹線の説明
・4階から5階に配線されている5Pのうち5階で必要になる電線の本数はBC、BL、(ベル2本)、U1、U2、(表示灯2本)、T(電話)、A(応答)、C(共通)、L5(5階)、L6(ELVシャフト)、の計9本
・同様に3階から4階で必要な電線の本数は計10本
・2階から3階は計11本
・受信機から2階は計12本
・受信機から1階の総合盤間では計8本となります。




ケーブルの扱い
・5P 10Pは次の順番でアミソをとり使用していきます。
 青 白/青 黄 白/黄 緑 白/緑 赤 白/赤 紫 白/紫 青 茶/青 黄 茶/黄 緑 茶/緑 赤 茶/赤 紫 茶/紫 
また、結線する順番をBC、B、U1、U2、T、A、C、L、L、・・・(警戒区域番号の小さい順から)と決めておきます。




受信機~2階~5階の総合盤までの系統図を色分けで示します。(図 92-4)



5階の総合盤の結線の例(図92-4-2)
 青、白/青をベルの端子BC、BLに結線
 黄、白/黄を表示灯の端子U1、U2に結線
 緑を電話Tに、白/緑を応答Aに結線
 総合盤の端子のC、Lの片側に警戒区域5番の終端抵抗を結線
 総合盤の端子のC、Lのもう片側に警戒区域の5番の感知器の黄、青に結線
 受信機から来たコモン線(赤)と警戒区域5番と6番のコモン線(白)の計3本を圧着 ※感知器回路の電線を3本以上を一緒に圧着することは無い、と前述しましたが、図のような結線は、3本のうちのどの1本が断線しても受信機がそれを感知する「幹線と枝線の分岐」であって「枝線の3方向分岐」とは違います。詳しくは「共通線」を参照してください。
 エレベーターシャフトの煙感知器から来た青、黄の電線に終端抵抗を圧着
 受信機から来たL5(白/赤)と5階の居室のL5(赤(透明))を圧着
 受信機から来たL6(紫)とエレベーターシャフトの煙感知器のL6(赤(透明))を圧着



10
 総合盤内の端子と発信機はメーカーで予め渡り線が結線されています。(図 92-4-3)



4階の総合盤の結線の例(図92-4-4)
 BC BL U1 U2 T Aは3階からの電線と5階への電線との2本ずつ結線されます
 は5階と同様です。
 3階からのC(コモン)赤、4階の感知器のC白、5階へのC赤の3本を圧着
 3階からのL4白/赤と4階の感知器のL赤(透明)を圧着
 3階からのL5紫と5階へのL5白/赤、3階からのL6白/紫と5階へのL6紫を圧着




2階の総合盤の結線の例(92-4-5)
 BC BL U1 U2 T Aは受信機からの電線と3階への電線との2本ずつ結線されます。4階同様
 受信機からのC赤、3階へのC赤と2階の感知器へのC白の3本を圧着
 受信機からのL2白/赤と感知器へのL2赤(透明)を圧着
 受信機からのL3紫と3階へのL3白/赤を圧着
  受信機からのL4白/紫と3階へのL4紫を圧着
  受信機からのL5青と3階へのL5白/紫を圧着
  受信機からのL6茶/青と3階へのL6青を圧着



受信機の結線  1 (図 92-4-6)
青 BC  白/青 BL
黄 U1  白/黄 U2
緑 T   白/緑  A
赤 C2   白/赤  L2
紫 L3   白/紫  L4
青 L4   茶/青  L6
の順で結線



1階の感知器と総合盤の結線の例 (図 92-4-7)
感知器回路(CとL1)は電線が一本でも切れた場合に受信機がそれを発見できるような送り配線で結線しなくてはならないので、図のような配線ルートの場合、結線の一例は以下の図のようになります。



 ELVホールへ配線されている感知器の白をC1、赤(透明)をL1へ結線
 ELVホールの感知器から戻ってきた黄と1階の総合盤へ配線されている5Pの赤と圧着、
  ELVホールの感知器から戻ってきた青と1階の総合盤へ配線されている5Pの白/赤と圧着
 総合盤の5Pの赤と店舗側感知器の白、5Pの白/赤と店舗側の赤(透明)と圧着
 店舗側の感知器から戻ってきた黄と倉庫側の感知器の白、店舗側の青と倉庫側の赤(透明)を圧着
 倉庫側から戻ってきた黄を発信機のC、青を発信機のLに結線
(図 92-4-8)



受信機の結線 2
1階の総合盤へ配線されている5Pは2階へ配線されている10P同様
青 BC  白/青 BL
黄 U1  白/黄 U2
緑 T   白/緑  A
赤 C2   白/赤  L2
紫 L3   白/紫  L4
青 L4   茶/青  L6
の順で結線(図 92-4-9)



1階の感知器のC(コモン)を受信機のC1、2階から5階とELVシャフトの感知器のCを受信機のC2に接続したので
「C線表」は図 92-4-10のようになるはずです。






















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最終更新日  2017.10.31 19:09:49



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