消火水槽 電磁弁式給水バルブ
わかりやすい!第1類消防設備士試験改訂版 豊富な問題と詳しい解説 甲種・乙種併用 (国家・資格シリーズ) [ 資格研究会KAZUNO ]電磁弁式給水装置消火水槽等の給水システムの中には給水バルブの2次側に電磁弁が取り付けられていて、その電磁弁で給水を制御するものがあります。(図 P 1)説明書もありましたので参考にしながら作業します。図 P 2の左は説明書、右は消火水槽の上部に取り付けられた電極棒の接続口です。電極棒は5本あるようです。説明書を読むと、おおよそ次のようなシステムになっているものと思います。(図 P 3)常時水面は電極棒②に接触し、①には接触しない範囲にある。水面が下がり、常時水槽内の水を介し接触している電極棒⑤と④が離れると減水警報の発報。水面が上がり、常時接触していない電極棒⑤と①が接触すると満水警報の発報。電極棒②と③が離れると電磁弁開になり給水開始し、電極棒②と③が接触しているときは電磁弁閉となり給水停止。(図 P 4)実際に点検を行います。給水バルブを閉め、電極棒②と③に接続された電線を外すとボール電磁弁が音をさせながら解放した。給水管のバルブを開け水が流れ始めたのを確認しバルブを閉めた。電極棒④を外すと消火水槽減水が発報した。電極棒③、②を戻すと電磁弁がまた音をさせながら閉じた。説明書には電極棒①と④を短絡とありますが、おそらく⑤が共通なので①と⑤を短絡させ消火水槽満水が発報した。(電極棒④と⑤は水を介して接触しているので説明書通り①と④を短絡しても消火水槽満水が発報しました。)ビル管理者のための空調・給排水の基礎知識第2版 [ オーム社 ]