父の死・・・
朝、店に来て作品展の準備をしていると、弟から電話が1切れで、かけ直しても出ないので、しょうがなく待って居たら今度は母からの電話、出ると父が呼吸困難とのこと、すぐに車で30分ほどの病院へ駆けつけました普段は混まない道が混んでいたので回り道をして、着いたのは11時を過ぎた頃でしょうか、1日前から一人部屋に移っていたので、覚悟はしていました、最初の入院からちょうど1年、余命半年と言われてたのに、そのうち6ヶ月間は旅行をしたり、食事に行ったり楽しい時を過ごし神戸での親類の結婚式にも出席で来ました、9月に熱が下がらなくなり、再入院するまではとっても元気でした。再入院してからは体調が良かったり悪かったり,日々変化してゆきました、今まで出来ていたことが出来なくなりトイレにも一人で行けなくなり、そのうちオムツをするようになりました、なさけなく泣いたことも・・・少し呆けたのかと思うような(昔ばなしをつい昨日のことのように話たり)事もあり、もしかしてこのまま逝くのではとなんどもおもいました。病院では、酸素マスクを付けた父が母と弟の呼びかけにうなづいていました、私も父の手を握り一生懸命呼びかけました主人も駆けつけ、看護婦さんに呼ばれ、心拍数が下がってきているので間もない・・・とそして・・・だんだん呼吸が遠のいて最後に一息した後はもう反応が無く次第に爪から血の気が引くのが見て取れました。 おとうさん・・・おとうさん・・・もう熱にうなされる事も無く、楽になったんだね。痛みに苦しむ事無く、これでよかったんだよね。魂にとってはこれが新しい旅立ちなんだよね。いつの日か、私たちがそっちの世界に行くまで、しばらくのお別れ、そしてまた会える日が・・・さようなら・・・