昨日、Dを連れて久しぶりに電車に乗りました。
練習は大切と思いつつも、いろいろと周囲の目が気になったりすることが多いので、ついつい公共の交通機関は敬遠しがちに。
しかし、やはり電車は鬼門だった!同じクラスの、これがまたよくできたお子さんといっしょだったため、私のイライラがかなりヒートアップ。詳細は述べませんが・・。
ただでさえ、周囲を把握する能力がないのに、夢中になっているとさらに私の言葉も耳に入らなくなります。
声の調子とか表情とか、それまでの周囲状況と自分の行動の流れとか、そういう副次的な情報が入りにくい → 空気は読めない/または逆に副次的な情報の意味がわからず刺激でパニックを起こします。しかもパニック中の彼の外見は「楽しすぎておしゃべりがとまらない」状態。おしゃべりで外界の情報を遮断するのね。
そこで、パニック中に「はっと」自分を取り戻すため、合言葉を決めてみました。
止まって母の顔を見て、話を聞いて欲しいとき
→「聞いてくれる?パイロット」
母は叱っているんだよと伝えたいとき
→「こらぁ、ボケガエル」
たぶん聞いている人はふざけていると思うかもしれないけれど、少し軽めのノリだけど、それがDの場合はパニックをますますひどくさせないための工夫。
そして、「この合言葉が出たら、これからこういう話が始まる」とはっきり決まっているので、本人も見通しを持って安心して叱られることができる(?)んじゃないかと。
今回は二人で話しあって決めた言葉だし、ちょっと有効かも。
応用がきかないので、場面ごとに学習しなくちゃなんないが、しかし学習さえ進んで本人の身についていけば、合言葉を出さずに「ひと睨み」や「D」と一声かけるだけで、わかるようになる。これは今までもいくつかそういうことがあったので・・・
「この場面でこういう行動は適切ではないという学習方法」で、てっとりばやいのは「叱る」なんですけど、Dの場合まったくこれは逆効果。
いかに「いっしょに学んでいこうね。この場面でその行動は許されないんだよ。」というメッセージをDに正しく受け取ってもらうか、コミュニケーションを確立させる工夫なのでした。
しばらく試してみようと思いつつ、「えーと、叱るときはなんだっけ?」私のほうが記憶力を試されてます。(^_^;)