全て
| カテゴリ未分類
| novel
| diary
| 見失わない為の道標。
カテゴリ:見失わない為の道標。
僕は無理だと知っていた。
彼も無理だと分かってた。 君も無理だと笑ってた。 皆が口を揃える。 いつもはバラバラな口を1つに整えて言う。 「無理だ。」 そして、その口をズレないように揃えて皮肉に笑う。 「初めから不可能なんだ。諦めろ。」 (分かってる。) そう口にしてしまえば、全てが終わる。 (でも、してみなきゃ分からない。) そんなわけでもない。 実際に、出来なかったわけだから。 結局は、出来ない、無理だと割り切るのが怖いんだ。 割り切ってしまえば努力もしなくなるさ。 だって楽しゃないか。 無理な事を、必死にやる義理なんてどこにある? でも、それを諦めて、諦めて、掲げた目標を1つずつ失ったら、僕は生きていけなくなる。 無理な事をしなきゃ、死んでしまう。 生きてるだけでいいんだ。 死なないだけましなんだ。 だから、無理な事に不器用に突っ走ればいいじゃないか。 そしたら、下らない道標でも、確かな目標になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/12 07:40:00 PM
コメント(0) | コメントを書く |