2005/11/03(木)13:10
星の存在まで。
水は何処までも安住の地を求めて、下って行く。
地の果てが無ければ、何処までも落ちて行く。
塵は何時までも目的も無く、彷徨い続ける。
舞い上がる訳でもなく、下り落ちて行く訳でもなく。
人は、水に成る為でも、塵に成る為でもなく生まれた。
何時か地に落ちようとも、限界が来るまで舞い上がる。
浮遊するのでなく限りなく浮かび上がる。
終らせるのでなくするのでなく挑み続ける。
無数に広がる星の瞬きに導かれて、僕らはどこまでも行ける。
届かないと分かってても、何処までも舞える。
風に乗って、桜の花びらのように、何処までも飛べる。