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火力剣士様が行く(;^ω^)

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孫子「形 篇」 16,

「善なる者は、道を脩(おさ)めて法を保つ」



『戦闘に優れた者は先の章のように、戦争における勝敗の道理を実践し、さらに次に述べるような、戦闘における勝敗の原則を忠実に守る。だから思うがままに戦闘に勝利することが出来る。』


孫子はこのように述べ、勝利の原則を5つ挙げています。


1,ものさしで計測する度(たく)


2,ますめで軽量する量(りょう)


3,数を計算する数(すう)


4,双方を比較する称(しょう)


5,勝利を策定する勝(しょう)



これらはすべて関連しているそうです。


どこからどこまでが戦場となるのか、会戦予定地はどこか、要所から要所への最短距離は、といった距離や広さを測り、敵と自軍が戦場一帯を行動する場合のあらゆる想定をし、あらかじめ計測しておくことを「度」


そして、「度」で得られた結果から戦闘部隊の一日辺りに可能な行軍距離や補給部隊の行軍距離、会戦予定地までの日数、補給物資が前線へ届くまでの日数が求められ、さらにそこから、一日辺りに兵士が消費する兵糧や物資を運搬する牛馬の飼料を求めることを「量」


「量」で得られた結果を基に、国庫に備蓄してある穀物等から動員できる兵力数と行動可能日数を算出することを「数」


これらの数字を自軍と敵軍でそれぞれ算出して比較することによって出てくる戦力差を「称」


「称」により、双方の戦力差が明らかになった上で、どのように戦闘を展開すればもっとも自軍に有利なのか判断することを「勝」


『勝利する軍はこれら五段階の思考回路を経て、すでに勝利を確立しているから勝利は決定的であり、これらを行わずに軍事行動を起こす軍の敗北は決定的である』とのことです。


戦場では不測の事態も発生しますから、万事がこちらが策定したとおりに進展するわけではないのですが、基本は上記で決定した作戦を取りつつ、不測の事態に備えることが出来れば大局は動かない、と言うことです。




ゲーム内ではやはり、対戦マップを研究すること、全員が自分に必要な物資を十分に準備することが大切となるかと思います。


また、どういう地形で対戦すると自軍の戦闘員の構成では有利になるのか、といった判断も必要ではないでしょうか。人数が少ないのに広々としたところで戦っていれば、囲まれて叩かれ、逃げ出して各個に倒されていくのが落ちかと思います。その意味で、マップのどの地点が使えるのか研究してみても良いかと思います。


対戦相手のインベントリ内のアイテム構成まで窺い知ることはちょっと不可能ですが、人数、職構成、LV等が分かっており、相手の主要スキルまで知っていればやはり有利ではないかと思います。会場で転送前に対戦ギルドの人を見て回るのもこの意味ではないでしょうか。


また、長い間ギルド戦に参加していれば、何度も対戦するギルドの大体の構成が分かってきます。それを正確に把握していればいるほど有利であることは明白で、そういった情報を基(もと)にして相手側の戦力を計り、自分の側の戦力と比較する。


そして、それに応じた作戦をとることこそ、この章で説いていることではないでしょうか。


予想が正確であればあるほど、最初に立てた作戦を大筋を遵守しつつ、予想外の事態には微調整を加えて戦っていけるはずです。



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