ノーブルリージュ! 読完感想
何故であったのかわからない作品でありました。絵師が知ってる人だから?特典が小説のゲーム版だったから?それぐらいの気持ちでした。内容とか全く気にせず特典が面白そうだというので購入してしまいました。まあなんでも新たな出会いて、少しの勇気とほんの小さな出来事の積み重ねですよね。と話がずれそうなので感想に入りたいと思います。小説の感想てこのブログで久しぶりかな?好きな小説てゼロの使い魔とか灼眼のシャナとかぐらいだし。少なくて当然か。で今回新たに開拓した小説が「ノーブルリージュ!」私が好きな二大会社角川とMF文庫JのMFの方から発売されたこの作品。絵師がゼロの使い魔でおなじみの兎塚エイジさん。絵のほうはやっぱりいいなぁw独特な描き方なのですがあの雰囲気がなんともw前にブログにも書いたように内容が貴族社会のお話、ということもあってエイジさんらしさが滲み出ており、初めのキャラ紹介のカラーイラストとか見たら本当にゼロの使い魔と、間違えそうな位に雰囲気似てましたからwで内容の方なのですがなんと驚いたことに私好みの魔法系!いや意外でした。普通の貴族社会のお話かとwといっても魔法といっても錬金術が主みたい?私的にはこちらのほうがRPGはガスト一筋の私にとっては嬉しかったですw錬金術。決められた範囲でしか魔法を使用できないところなどいいです。やっぱりボカスカ使えるよりわかりやすい形で使用回数とか出てる方が、個人的には好きですからw主人公は錬金術士+借金取りみたいでした。過去にいろいろやらかして借金取りの仕事してるみたいでしたね。後々わかるのかな?この1巻読む限りではヘマして、そこから助けてもらう代わりに借金取りの仕事をさせられている感じ。なんと可愛そうな。性格はしっかりしていていい感じで私好みでしたw間違ってもサイトみたいな抜けてる正確ではなく紳士的でしたw代わってヒロインのほうがひどかった。性格は馬鹿。世間知らず。お嬢様気質。頑固。結構癖のあるキャラでした。なかでも世間知らずがひどい設定。貴族は何もしなくても民から慕われ税を持ってくるものだと思うぐらい、考え方が古い箱入り娘状態。そんな相手に借金の返済を求める主人公があわれに思えるほどひどかった。あと最後には主人公にあげる約束だった魔法具まで、結局別の人になりゆきで渡す始末。本当に主人公に同情して泣きそうになりました。それぐらい自由奔放な馬鹿でした。まあ珍しく主人公に同情する作品でした。よって主人公のほうが気に入る作品になりましたね。ヒロインはかわいいと言えば絵もかわいいし良いのですが、いかせん性格の悪さがちょっとね...まあ主人公と一緒なら丁度いいコンビで嫌いではないですがw大まかな内容を書きますと1巻は、主人公(借金取り)とヒロイン(借金を抱える没落貴族)との出会いから始まり、何故かヒロインの下僕となってしまった主人公。そのうちヒロインは自分の領地で人さらいの事件が発生していることを、たまたま主人公が持っていた新聞を見て気づきそれの解決へ向かう。そして事件を解決すれば主人公が借金返済の代わりに欲しかった、魔法具をくれるという約束で主人公も協力することに。でいろいろありまして犯人は強力な人物でありましたが、なんとかとらえる所まで行きました。が、人さらいと思われていた人は実は女衒であったことが判明。さらわれたと思っていた人たちはみんな借金の肩代わりだったのです。それを聞いてヒロインは愕然とします。自分の領地で生活に困る人がいるのだと。ということで自分の無力さを知ったヒロインが取った行動が、彼女たちの借金の肩代わり。もち金など持ってないわけなのでその代わりに主人公へ渡すはずだった、魔法具を相手へ渡すことに。そして主人公へは下僕からヒロインの騎士として働く称号を与えることに。そこで物語は終わります。この間に主人公の過去の話などが盛られてましたw魔法や錬金術が好きな人にはなかなか面白いかもwあと絵のほうは満足いく内容。ただゼロの使い魔みたいに笑えるようなポイントがたくさんなかったです。かといって暗いないようでもありませんでした。物語のテンポは淡々と読んでいけるかんじ。ゼロの使い魔の笑うポイントを少し抜いたような感じかな?あと主人公のあわれさに同情します。そういう少し主人公の過去に興味がもてる方などにオススメです!