2007/09/01(土)13:33
出産記録 ~いざ分娩室へ~
8月23日 午前11時過ぎ
まだか~、エピはまだか~と、ひたすらエピデュラルを待ち続け12時間。
やっと、看護婦さんと先生らしき人が分娩室へ連れて行ってくれることに。
このあたりから私の記憶はおぼろげ。
たぶん眠くて痛くて、そして涙で視界がぼやけていたため。
紙にサインをして、(私の名字はすごくややこしい漢字なので、書くのにとてもイラついた)車いすに乗り,分娩室へ。
なんと分娩室では日本語通訳の人がついてくれた!
ボクはタイクーシンに住んでいて,子供が○人いて、娘が肥満で...つらつらと自己紹介。
そんなことより、エピを...!!
そしてエピデュラルについての説明&同意&サイン...だったのだけど、先生が英語で説明し,通訳の人が日本語で説明し、ややこしい名前をサインし、をしばらく繰り返し。
まどろっこしい~~~。
しかも、早くエピを入れて欲しいので適当に返事すると,彼女はちゃんと理解できてないとかなんとか言って,また最初から説明が始まる。
じらさないで~~~。
ずーっと待ってたんですよ、先生!!!
ガスを吸わせてもらうも,全く痛みは消えず。
痛くて顎がガクガクして返事が出来ない。
そんなこんなで、エピが入った頃には疲労困憊。途中から意識を失ってしまった。(寝てしまった)
午後2時過ぎ
シャワーキャップをかぶって割烹着みたいなものを着た夫と、助産婦さんらしきオバさん数名にそろそろいきめと起こされる。
夫は、「立ち会い、それだけはかんべんして」と言っていたのに、ちょっと楽しそう。
おばさん達と一緒になって、私のオマタを覗いて、すげーすげー言っている。
頭の方で、手を握って励ます...そんな感じじゃないのか?立ち会い分娩ってヤツは。
「なんかね、最初気持ち悪いかと思ったんだけど,見慣れたらおもしろいんだよ。あ!たぶんあれ頭!」
ご親切に、実況中継までしてくれている。
麻酔で下半身が自分のものじゃないのもあって、私も恥ずかしいと言う感情がわかない。(それもどうなのか)
赤ちゃんの頭がちらちらするのを、鏡で見たくなってしまう。
ちなみに麻酔は冷たいというのはわからないけど、触っているのはわかる、そんな感じ。
今までの痛みは何だったんだというくらい、快適!
でも、寝起きにとにかくいきめと言われても,感覚のない足に力を入れるのはとても難しい。
しかも私は便秘とは無縁の人。
いきめない...。
とりあえずうーん、とうなってみるも、顔が真っ赤になっただけ。
陣痛と共に息みなさいと言われ,お腹を触って固くなると同時にうーんってしてみる。
褒められたり,前々駄目と言われたり,息をたくさん吸って、長ーくうなる事数回。
いきめないようなら、エピを止めるよ、とおばさん&夫。
それだけは...次こそ、次こそ、と私。
完全に楽しんでいる夫。
最後の最後でまた痛み苦しむなんてまっぴらごめんだと、必死な私。
そんなこんなを1時間。
なかなか出ないので会陰切開を1インチ。
麻酔で感覚がないけれど、想像したくない行為。
さすがの夫もここの時は目を背けてた。
するとにょろにょろ~~っと、出た!出た出た!
赤ちゃんが出た!
あのにょろにょろの気持ちよさったら。
ぺたんこになったお腹の上に産まれたてを乗せてもらい、あの濃い~い顔とご対面。
夫と2人,第一声が「かわいい~~~!」(親ばか)
でも、本当にかわいいと思っちゃったのだもの...。
15時8分。2550gの小さな小さな男の子が出てきた。
娘が産まれたのは15時9分。一分違いと言うのは偶然だろうか?
よく考えたら陣痛が始まったのもほとんど同時刻。ちょっと不思議。
そしておばさんも夫も退室し、きれいになった赤ちゃんと2人っきりの時間を過ごす。
予想以上に小さいもぞもぞとした赤ん坊。
なんともいえない幸せな気持ちで胸がいっぱいになった。
そこから、また爆睡したのか全く記憶無し。
その他公立病院の事、食事やお金等の事はまた...。