娘の嘆き
朝から、母が踊っている。またか・・・! そう思い、私は呆れつつも見守る。 「軽快なジャズが流れるとやっぱ踊らずにいられないでしょ!」という私の母は、着替えの途中で、ズボンを手に持ち振り回しながら軽快に踊っている。 軽快とは言っても、彼女にダンスの心得があるわけではなく、ステップは無茶苦茶だが。 風味堂はいいと思うけど・・・この母の踊りだけはどうにも納得できない。だいたいヘタクソなんだよね!! それよりも・・・ ズボンを手に持っているということは、そう、彼女は下半身は下着のまま、ノリノリで踊っているのだ・・・・・||||_| ̄|○|||| 私の視線に気付くと、母はニッコニコでポーズを決めてくる。私は・・・呆れて硬直することしかできない。 何より私、コイツの血を引いてるんだ・・・と思うと、ガックリくる。。。 母はさすがに寒くなったのか、ズボンを履きだした。 しかし今度は上を脱いで、トレーナーを振り回しながら踊りだした・・・・・。もう誰も彼女を止めることができるものはいない。 ・・・この場に父がいれば、止めるだろうか? いや・・・父はこのストリップ・ショウをむしろ喜んで観覧するだろう・・・。 母は、私の兄の前に行き、意味不明な言葉を言いながら踊りつつ着る服を探しているようだった。兄も、やはり引きつり笑いをしている。 お母さん・・・それより私・・・私、お願いがあるんだけど・・・ねぇ・・・! 「あ」 よかった、やっと気付いてくれた! 「もえちゃん、う○ちでしょ~。お母さんがおむつかえるからねぇ~」 END ※このお話はノンフィクションです…||||_| ̄|○|||| ↓↓クリック&ジャンプ!!(I wanna sing~そう思いながら歩いてる~)←風味堂 Swinging Road