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カテゴリ:外めし
昨夜は甲府のうなぎ割烹 龍村でした。
この店でもう20数年間も毎月友達が集まって定例会(無尽会と言います)が続いています。 無尽会とは? 昨夜の会の場合は、 飲食代とは別に一人1万円を出し合って、その合計金額を毎月順番に一人ずつ貰います(取ります)。 誰が取るかを決めるために競ります。 一番多い金額を書いた人が取りますが、その人は次回から書いた金額を上乗せして無尽金を拠出しなければなりません。 そのプラスされた拠出金はプールしておいて新年会や慶弔などに使っています。 取った人は2番目に多い金額を書いた人に1000円払います。 さらに複雑ですが一番少ない金額を書いた人は罰金的な意味合いで3番目の人に500円を払います。 同じ金額を書いた場合は早く来た人が優先です。 早期に取ると拠出金を払う回数も多く、支払い総額は当然多くなります。 ですから取りたいけど少しでも安く取りたい。 取りたくないけど罰金も払いたくない。 是非2番か3番になりたい。 と言うことで毎月腹の探りあいを楽しんでいます。 取ってしまうと次回からは競れませんので楽しさ半減、微妙なところです。 全員が取ったらそれで1サイクル終了、次回から新たにスタートします。 元々は、商工業者などが仲間を集めて運転資金を融通し合う真剣勝負の制度でしたが、昨今は仲良しサークルが圧倒的に多いようです。 今回の無尽はざっとこのような方式で行っていますが、グループによって金額は勿論やり方も多種多様、自分たちで勝手にルールを決めています。 今では相互補助ではなく無尽金を積み立てておいて旅行に行ったりするグループも多いです。 単に食事会や飲み会もあるので、山梨では定期的な飲食会を総称して無尽会と呼ぶような雰囲気に変わってきています。 グループや人によっては当然この後2次会3次会と流れていきます。
以上本日は山梨の外食産業の一端を支えている無尽会の説明でした。
(追)山梨の政治家は選挙の時などは、自分は会員でない無尽会にも知人等の紹介で一晩に何軒も挨拶に回り歩いています。
文章が長くなってすみませんでした。 最後まで読まれた方お疲れ様でした。 ありがとうございました。
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