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カテゴリ:日常
和時計、組み立てました。
慣らし運転3日目ですが だいぶスムーズになってきました。 なかなか面白いです。 昔の時間の振り分け(?)方は 夜明けが明け六、日暮れが暮れ六、その間を等分するわけですから 時計は昼と夜で進み方が違っていないといけないことになります。 江戸時代の職人は この問題を昼用と夜用の二つの振り子を用意することで解決しました。おもりの重さが同じでも腕の長さが違うと周期が変わりますよね。その理屈で昼用の振り子は明け六から暮れ六まで、夜用の振り子は暮れ六から明け六までを刻む様に調節するわけです。 ここでさらなる難問が。 昼の長さというのは日々変わってゆきますね。と云うことで和時計を常に正確に保つには毎日2つの振り子の長さを調整する必要があると言うことです。 序でに言うと昼の長さはその地点の緯度経度によっても変わりますから、時計を持ち歩くなんてとんでもないことだったんでしょう。 こんなに手間の掛かる時計というものは、やはりお金持ちというかお大尽のものだったんでしょうね。庶民は日時計と腹時計で。(案外これが一番正確やったかも知れません。おやつという言葉が全国区になっているのはそういうことでしょう。) この付録の時計は 本来の錘式をゼンマイ式にしほとんどの構成部品をプラスチックにした以外 仕組みは実際の和時計を再現した様で、絡繰り好きな人には楽しめるかも知れないですね。前述の通り実用性は皆無ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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