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♪断崖の絶壁に立つように夜空を見上げる…♪ (永遠の胸-尾崎豊)
♪窓を開け星空を見つめてみても…♪ (星空のバラード-真夏竜) ♪悲しみの重さにうつむく夜は瞳を上げるのさ銀河の彼方へ♪ (星空のメッセージ-串田アキラ) 星空を見上げてそこに想いをはせる歌、っていうのもたくさんある。そこで、彼らやそんな歌の数々にならって、漆黒の空を仰いでみよう。んっ?曇ってる?では、瞳を閉じてまぶたの裏に満天の星を思い浮かべてみよう。今日は七夕だしね…。 星の瞬き。そう、あの光は今現在、生まれた光じゃない。地球とその星の距離分だけ、遠いとおい昔に生まれた光。 この太陽系に一番近い星ってのが、アルファケンタウルス座にあるアルファ星というヤツで、近くといっても4.2光年離れてる。つまり、夜空に瞬く星の光って、太陽系外のヤツは少なくとも4.2年前のものってことになる…。なんとなく不思議な気分だね。隣り合って瞬く星も、実はすっっごく離れた位置に存在してる。しかもその光は、それぞれが何年も何十年も違うときに生まれたもので…。なんかこう、つい「時」というものを意識してしまうな。 宇宙の広さって130億光年だとか。ためしにこれを、直線距離に計算してみよう。 光の速さは秒速30万Km、これを元にすると、計算式はこうなる。 30万Km×60秒×60分×24時間×365日×130億年…。 チンッ!出た。答えは『122,990,400,000,000,000,000,000Km』でした! ふだん、御目にかかれない桁数だね。読み方はこうだ。 『1229垓(がい)9040京(けい)Km』 …もう、すごいですな。しかしさらに言えば、宇宙を立方体と考えた上でこの距離を1辺としたその容積を計算してみよう。つまり、1229垓×1229垓×1229垓、イコール… 『1,860,431,318,806,150,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000立方km』 もう気が遠くなるというか、素直に無限大って言っちゃった方が早いじゃん!的単位だな。 もうひとつ気の遠くなる話。もしや前にもどこかで書いた気もするけど、えい、この際だ、書いちゃえ。 そんな広大、という言葉じゃとても追いつかない広さを持つ宇宙空間には、地球上に存在するすべての砂粒よりはるかに多い数の星が存在してるそうな。 これも試しに、海に行ったらひと握り砂をつかんでその粒を数えてみよう。…0.5秒でイヤになるけどね。そしたら次に、その海の砂浜を見渡してみよう…。今つかんだ砂の何倍どころじゃない数の砂粒が実感できただろうか?そして想像してみよう。たったひとつの浜辺ですら、無限と言っていいほどの砂粒がある。では、全世界の浜辺、その広さといえば…。で、それより多い星の数…。なんか、驚異というか、脅威だね。 そんな無数の星の中で、たったひとつの星の、ほんの小さな島国で、同じときを生きている私たち。すごい、すごい確率だよな。 こんなステキな偶然、無駄にしたら罪づくり、だ。(byイマジネーション-八神純子) 人の結びつきを、大切にしよう! かの帝王、ささきいさおも高らかに歌っているではないか。 ♪宇宙全体よりも広くて深いもの それはひとりの人間の心♪ 広大な宇宙に負けぬほど、人は尊いものなんである。非現実的な(それこそ天文学的な…って、まんまじゃん)広さの宇宙に想いを馳せることもできれば、細胞単位のミクロの世界をも思い浮かべられる。そして、他人はもちろん、生物から自然から、すべてのものに対して思いやれる心をもっている生き物って、人間だけだもんね。キナくさいにおいをさせながらつまんないミサイルなど打ち上げてる場合じゃないっての!! 七夕といえば短冊。あなたはこの一年一度のこの日に、何を願うだろうか…? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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