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そういや“カラーテレビ”って言葉を使わなくなったのはいつ頃からだろう?
しかし今思えばスゴイ言葉だよな、カラーテレビ。ただの“テレビ”じゃないんだぜ?なんたって“カラー”な“テレビ”なんだぜ? …もちろん1960年代の産物的言葉だってのは承知。今じゃ(いや、けっこう昔から)テレビはカラーがノーマル。ワンセグなる携帯で見られるテレビでさえ映像でさえカラーがあたりまえだもんなぁ。いやはや改めて科学の進歩、技術の革新を感じざるを得ない。 我が家にはじめて“カラーテレビ”がやってきたのは小学5年生のころ、だったと思う。遅い方だね。それまでは白黒テレビのブラウン管(←この言葉も今はほとんど死語と化してるな)の前に、ちょうどサングラスをかける要領でラベンダー色のアクリルスクリーンをたらし、発色のどぎつさから目を守っていた。よって、ウルトラマンも仮面ライダーもマジンガーZも、薄紫がかったモノクロ映像で見てたっけ。 ついでに言えば、そのころの画面サイズは16か18インチ。20型なら小金持ち、それ以上のサイズがある家は大金持ちって認識が、少なくても当時私が住んでいた町内半径3km以内にはあったような…。 いや~カラーテレビ、あこがれだったな。初めてカラーで見たデビルマン、興奮したもんだ。 ステレオにしても、そう。 ウチにはじめて外部端子の使用やスピーカーに内蔵マイクをくっつけて、という荒業ぬきに、そのままレコードから録音できるカセットデッキ(ま、ふつうに言えばオーディオコンポってやつですな。ステレオにして、立つ!)が来たのは私が高校1年の春。入学祝に買ってもらったときだ。 これもまた感動した。録音中しゃべったりテレビをつけていても関係なく、しかもモノラルでなくステレオ録音ができる。いやもう狂喜乱舞の域だった。 CD、MD、ましてやi-podなど、まだま~ったく影も形もなかったころのこと…。 カセットデッキが手に入ったら次はビデオデッキ。 中学の時に友人の家でその存在を知ってから欲しくてたまらなかった(なんたってカセットテープにじゃなく、ってことは音源だけでなく映像までレコーディングでき、好きなときにいつでも何回でも見られる…まさに夢のマシンだった)このビデオデッキ。「コ・マ・オ・ク・リ・モ・デ・キ・マ・ス・ヨ」と、めずらしくドリフの仲本工事がひとりでCM出演した、それでも廉価版とも言えるデッキ「マックロード」が発売されてもなお、まだまだ自前で買うには高嶺の花だった(まぁ廉価版ったって気安く買える値段ではなかったしなぁ)。 欲しいほしいと思いながら、やむなくテレビからカセットで再放送のウルトラセブンだのジャッカー電撃隊だのを録音してたっけ。 それが、ようやくそれが私の部屋に来てからは状況が激変。あれは20歳すぎのころ。120分のビデオテープが1本1280円だった時代。 小遣いの大半がテープ代に消えたっけ。当時、私は社会人。そう、本とレコードとビデオテープに、青春とお金のほとんどを費やしたのさ…。 …いやね、こないだ電気店に行って46型やら50型やら、プラズマだハイビジョンだのとバカでかいテレビを見ていたら。 二束三文(は、言いすぎだけど)で売られているコンパクトサイズのCDMDデッキを見ていたら。 ブルーレイだの○○○GBHD搭載のビデオデッキを見ていたら。 急に昔のテレビが、カセットコンポが、ビデオデッキがいとおしく思えてきてさ。 今度、昔に戻った気分でビデオのウルトラマン、白黒画面で観てみようか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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