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それは、とある家具センターに行ったときのこと。
妻と「ソファはやっぱり背もたれの高いヤツがいいよなぁ」などと話しながら、色とりどりに並んだそれらの座り心地を確かめながら店内を歩いていると、ひとりの店員が何の前触れもなくスッと近づいてきて、「このソファはデザインが売りで…」などと語りだした。 一瞬、誰に向かって言ってんだ?とあたりを見回したが他にお客さんは見当たらず、あぁ私たちに言ってきたのかと合点。 別にその日は買うわけでもなく、単に値段や大きさなんかを見に、まぁ冷やかし半分で来たってこともあり、適当にフーンとかヘェーとか相槌打ちながら、さらに妻と見て回った。 と、その店員(男)がずっとついてくる。ひとつ腰掛けるたびに「こちらのソファは…」と懇切丁寧な解説を。 なんかウザいなぁ。こちらは好きに見たいんだが。 で、店員に言った。「今日は買うつもりで来たんじゃないから好きに見させてくれよ」 はい、どうぞごゆっくり、との応え。あぁやっと解放されると思い、店の奥に足を運んだ。 が、そいつは相変わらず後をつけてくる。そして今度は、私たちが座るまでもなくその商品に近づいただけで「こちらの商品は先ほどのものとちがって…」と、頼んでもいないのにまた説明。人感センサーつきのおもちゃみたいだ。 そのうちそいつ、「新築ですか?ご結婚ですか?」「お部屋の広さはどのくらい?」「ご予算は如何ほど?」「どの辺に建てられるのですか?」なんて訊ねてくる始末。 な~んでおまえにそこまで教えにゃならんのよ。少々憮然。 それでも私はできるだけおだやかに言った。 「親切な説明ありがとう。けどさっきも言ったとおり今日は買わないよ。ただ見に来ただけだから。まぁ検討もするけど今日は好きに見させてくれ」 はい、わかりました。表情ひとつ変えずに店員の返事。なおもその場に佇むそいつを後に、いつのまにか姿を消していた妻を捜すために私はその場を立ち去った。そして合流。 しつこかったな~今の店員、なんて言いながら、まぁもう少し見てから帰ろうと、さらに店の奥、輸入品のソファが置かれたコーナーへと移動。 こんなに高価なソファじゃウチにはもったいないよなぁ、ってか、ここまでソファにお金は掛けられないって。 それでもしつこいしつこい説明地獄から逃れられやっと一息つけてやれやれと思った瞬間。 「そちらのイタリア製のソファは…」 ゲッ!その声は!!まさかと思いながらも声のする方をちらりと見ると…いたのである。さっきの店員が。 お、おまえいつのまに!完全に巻いたと思ったってぇのに。なんで私たちの居場所がわかった!?(いや、わかるだろうけどさ) よくホラー映画なんかで、悪者やゾンビや妖怪から命からがら逃れ、ため息ひとつついて横を見るとそいつがニタニタ笑ってた、なんてショッキングシーンが出てくるけど、リアルにその気分。ゾッとしたね、正直。 もういいっての。うんざりと恐怖。店員を無視し、私と妻はベッドの展示してある上の階へ…。 さすがに結界がはられていたのか(んなバカな)、そこまでゾンビ店員は追いかけてこなかった。が、そのベッド売り場をテリトリーに持つ別なゾンビ店員から同じ攻撃を受けるハメになろうとは、私も妻も予想だにしなかった…。 手軽にホラーな気分を味わいたかったら、ぜひ藤枝市の某所にあるその家具センターへ行かれたし。私たちは二度と行かんけどね。 …それとも、あの家具センターに行った私たち、よっぽど不審者に見えたんだろうか…? 最後に、ぜ~んぜん関係ない話。 今日の「クイズヘキサゴン2」意外なゲストがふたり登場。 ひとりは、あら珍しい、ささきいさお。たった1問回答しただけで、この日のセリフ(違うって)は終わり。なんだかなぁ(笑) そしてもうひとり。さらに珍しや、フィンガー5の晃くん。マジに紳介が言うまでわからなかったほど、変わり果てた姿に…。そして、彼もけっこう…(以下略) しかしこのヘキサゴン、段々おバカキャラのイジリ倒しに特化してきたなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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