新潟県糸魚川市中心部の大火 「奇跡の木造住宅」
新潟県糸魚川市中心部の大火焼け野原の中にほぼ無傷で残った2階建ての一軒家が「奇跡の木造住宅」として注目を集めている。家主が「丈夫な家をつくってほしい」と地元工務店に頼んで建てた特別仕様だったことが効果を発揮住宅の被害は、窓ガラスのひびと、エアコンの室外機やインターホンが高熱で変形するといった程度燃えなかった理由は、普通の住宅とは異なり、火に強いステンレスのトタン板を外壁に使い、一部は耐火レンガだったことが大きいとみられる。屋根の洋瓦も一部はステンレス製だった。さらに、暴風に備えて窓はワイヤ入りの二重ガラス。屋根の軒先は火の粉が入りづらいように設計県内で平成19年に発生した中越沖地震を目の当たりにしたことから、住宅を造る際、頑強にするよう工務店に注文。それ以外は全て「お任せ」で、翌20年に完成した。2LDKで延べ250平方メートル。費用は一般の住宅と比べ1・5倍ただ気になるのは東日本大震災級の地震に耐えることができるでしょうか