ラストエンペラーを見ました
映画ラストエンペラーを見ました。時代の流れに翻弄された愛新覚羅溥儀の生き方を壮大な中国を舞台に物語は進みます。坂本龍一もいい演技をしています。
歴史の真実を語りすぎたので、気持ちが辛くなります。ラストシーンで幼い頃いた紫禁城に入り、皇帝の座る椅子の近くあった器を見つけ、出会った守衛の子供に渡します。愛新覚羅溥儀は67才でなくなります。最後は中国共産党の役員となりました。
ラストエンペラーの監督はイタリア人のベルナルドベルトビッチです。アカデミー賞の監督賞と脚本賞など数多くの映画祭で受賞しています。音楽は坂本龍一が担当しています。総製作費は25億円。当時では大変な金額です。歴史的な背景なども忠実に再現し、前半は中国政府の全面的な協力のもと、紫禁城を舞台に華麗なる清王朝を再現しています。丁寧できめ細かくダイナミックに歴史に翻弄された愛新覚羅溥儀を描いています。エンディングは年老いた溥儀が紫禁城へ訪れ幼い頃を回想するシーンで終わります。最後の最後まで丁寧に作られ、ほっとする気持ちにさせてくれます。