道後温泉愛媛県松山市にある日本三古湯の一つとして知られる、歴史と文化が息づく温泉地です。3000年以上の歴史を誇り、古代から多くの人々に愛されてきました

2024年08月28日

道後温泉愛媛県松山市にある日本三古湯の一つとして知られる、歴史と文化が息づく温泉地です。3000年以上の歴史を誇り、古代から多くの人々に愛されてきました

カテゴリ：日本の温泉地　温泉旅行

道後温泉

道後温泉：歴史と見どころ、特産品など

道後温泉は、愛媛県松山市にある日本三古湯の一つとして知られる、歴史と文化が息づく温泉地です。3000年以上の歴史を誇り、古代から多くの人々に愛されてきました。

1. 歴史:

神話時代: 日本書紀や伊予国風土記にも登場し、神話の時代からその存在が知られています。白鷺が傷を癒していたという伝説が残っており、温泉の効能の高さを物語っています。

聖徳太子: 推古天皇の時代に聖徳太子が訪れたという記録も残っています。

夏目漱石: 小説「坊っちゃん」の舞台として描かれ、全国的に有名になりました。

道後温泉本館: 1894年に建築された公衆浴場で、国の重要文化財に指定されています。

2. 見どころ:

道後温泉本館: 明治時代に建てられた壮麗な木造三層楼の建物。国の重要文化財に指定されており、千と千尋の神隠しの油屋のモデルになったとも言われています。

道後温泉別館飛鳥乃湯泉: 飛鳥時代の建築様式を再現した、新しい公衆浴場。

椿の湯: 道後温泉本館の隣にある、比較的リーズナブルな料金で楽しめる公衆浴場。

道後ハイカラ通り: 道後温泉本館周辺に広がる商店街。お土産店や飲食店が軒を連ねています。

足湯: 道後ハイカラ通りなど、無料で楽しめる足湯がいくつかあります。

伊佐爾波神社: 道後温泉を見守るように鎮座する神社。縁結びの神様としても知られています。

松山城: 松山市のシンボル的な存在である山城。ロープウェイやリフトで登ることができます。

3. 特産品:

みかん: 愛媛県はみかんの産地として有名です。道後温泉でも、みかんを使ったお菓子やジュースなどが販売されています。

タルト: 道後温泉では、みかんを使ったタルトが人気です。

坊っちゃん団子: 夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する、三色の餡で包まれた団子。

夏目漱石　　

夢十夜・草枕（集英社文庫(日本)） [ 夏目漱石 ]

夏目漱石（本名・金之助）は、慶応3年（1867）、江戸・牛込馬場下横町（現・新宿区喜久井町）で、町方名主を務める夏目小兵衛直克の五男として生れました。1歳で四谷太宗寺門前の名主・塩原家の養子になりますが、9歳の時養父母が離婚し実家へ戻されました。

　第一高等中学校時代に正岡子規と出会い俳句の手ほどき受け、子規とは彼の死まで深い友情で結ばれました。明治26年（1893）、帝国大学（現・東京大学）文科大学英文科を卒業、大学院まで進み、卒業後は松山・熊本で教師を務めましたが、明治33年（1900）文部省から命じられ英語研究のため2年間英国留学をします。帰国後、大学講師となりますが、留学中から神経衰弱に悩まされていた漱石は、気晴らしに文章を書くことを虚子に勧められ『吾輩は猫である』を執筆、これが人気を博し作家としての道を歩み始めます。この頃から漱石のもとには多くの門下生が集い、毎週「木曜会」と呼ばれる会合が開かれるようになりました。

　明治40年（1907）、大学を辞め東京朝日新聞社に専属作家として入社し、新聞紙上で『三四郎』『それから』『門』などを連載しました。明治43年（1910）『門』を執筆中に胃潰瘍を患い、転地療養先の伊豆修善寺で大量吐血（修善寺の大患）、危篤状態となったものの一命をとりとめます。その後も、『彼岸過迄』『こゝろ』『道草』などを発表しますが、大正5年（1916）49歳の時長年患っていた胃潰瘍が悪化、『明暗』を未完のまま残し、早稲田南町の家で亡くなりました。（夏目漱石山房記念館より引用編集）

タオル: 今治タオルで有名な愛媛県。道後温泉でも、高品質なタオルが販売されています。

砥部焼: 愛媛県の伝統工芸品である砥部焼。食器や置物など、様々なものが販売されています。

4. 温泉の特徴:

道後温泉　大和屋本店