テーマ:三国志(542)
カテゴリ:読書紹介
【24~25ページ】
「地縁」 発音の違い 現在の中国でも地方によって感じの発音が違う方言が多く存在する。 雅言と呼ばれる共通発音が存在し、洛陽に留学して学ぶ必要があった。 そういえば以前に「雅言」についてはツイッターでも話題に上った。 でも洛陽でしか雅言を学べなかったということはないと思う。 なぜなら洛陽で雅言を学んだ人が地方官として赴任したり、故郷に戻って門生を募って教えることだってあったはず。実際に学者肌の地方に赴任した人が官職を続けたまま学生を募ったという話がたしかあった。 とはいえ、いくら雅言が使えたからと言って地方出身の人が中央政界で他人と正確に意思疎通を図るのは精神的ストレスがあったと思う。この地縁の章では書かれていないけれど、辟召などにおいて地元の人物を呼んだりするのは職場内での意思疎通の不具合解消という目的も少しはあったかもしれないなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.26 19:14:33
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