おいし喰ぅ・いただ喰ぅ

いつもお昼は５人で食べてますが、ある日、Ｓさんと２人だけでした。
Ｓさんと２人だけでご飯食べたのって考えてみると初めてのような…

お昼ご飯を食べながら最初はイヤなおっさん社員の悪口で盛り上がりました。
その後、食堂から出てエレベーターに乗りこんだ時Ｓさんが切り出しました。

「私……よく鼻毛でるのね。」


はいぃぃ？？！


Ｓさん曰く、鼻毛がよく鼻からピコッて出るのを日頃気にしていて、先日ついに
カードのポイントを使って「電動鼻毛カッター」を手に入れて使ってみたら
鼻ん中が痛い、と。

いや。笑い事じゃない。
鼻毛というものすごい破壊力のある兵器を人はみな装着しているという事を
自覚しなくてはならない。その破壊力の矛先は……

そう…おのれ自身。
いわば、自爆テロ。

かわいそうにＳさんは小学生の頃、鼻毛がちょびっと出ていたのを不幸にも
男子にみられてしまい、鼻毛なんて小学生男子の大好物なネタですから
案の定、速攻ついたあだ名が「鼻毛」になってしまったというトラウマ持ち。

私は自分が鼻毛と言われたことはないけど、やっぱり同じ光景を見た事あるし
自分のあだ名がその一瞬で「ハナゲ」になってしまうというのは恐怖だし
例えば自分の想い人に鼻毛みられたらもぅ出家して俗世間とおさらばしなくちゃだし
恐ろしいのでたま～に鼻毛は切ってます。先っちょが丸っこくなってるハサミで。
そうは言ってもハサミなので鼻ん中の肉も切っちゃいそうで爆弾処理がうまく出来ない。

いつだった東急ハンズで電動鼻毛カッター・レディース用を見つけてそれ以来
心の片隅で気になっていた事とまさかＳさんが初めての２人ランチと知ってか知らずか
鼻毛の話題をふってきた事にいささか興奮してしまい、それはそれは盛り上がった。

先週、職場の仲間と飲んだ時にＳさんとの話を思い出したので他の女子にも
爆弾処理方法を聞いてみようと思い、鼻毛について聞いてみた。
するとサエは鼻毛を切るとか抜くとか処理をした事がない、と。

「あ、でも時々旦那に“鼻毛出てるよ”って言われたら…」
言われるんかい。トキメキねーなー、もぅ。

「押し込むよ」


押し込むな。