プレミアム・ジン
お気に入りのジンボンベイ・サファイヤプレミアム・ジンと呼ばれるがマティ-ニを作ってもこいつがなんか相性がよい。なぜかな?と思ったらこんな秘密があったんだ。まずジンとは何か?酒税法上はスピリッツであり蒸留酒、エキス分が2度未満のもの。ジュニパーベリーという杜松の香りがするのが特徴。この香りをつける成分をボタニカルと呼び先のジュニパーベリーだったり、レモンピールだったりアンジェリカだったりする。蒸留酒のベースの原料はコーンだったり、麦芽だったりこの辺はいろいろある。簡単に言えばちょっと香りのついた焼酎である。ジュニパー・ベリーというのは独特のトニックのような香りがする。雰囲気でいえばエロカッコイイ匂いがするのだ。もともと薬や強壮剤に使われてたのでこれはなんとなく納得。さあ、ここからが本題なのだけど。ボンベイのすごいところは・・・主原料はグレイン・スピリッツ つまり樽に入れる前のウイスキー。ボタニカルが10種類。(通常のジンは5種類ぐらい)このボタニカルはすべてボトルの柄になっている。ボタニカルを直接スピリッツに浸透させないで蒸気に当てる特殊な製法。これをヴェーパー・インフュージョンと呼ぶ。この蒸留方法ができるのは世界にたった4機しか存在しないカータヘッド・スチル蒸留機を使用しており、この蒸留機はすべてボンベイ・サファイヤを作るために使われている。結果どんな効果があるのかというと、ジン特有のジュニパー・ベリーの香りがあまり出っ張らないで上品なのだ。これがカクテルに使ったときの差になるのだろうか?ボンベイ・サファイヤはそのままロックでもソーダで割っただけでもいい感じ。プレミアムと言われるだけの仕事はきっちりこなしているのだ。