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テーマ:京都。(6070)
カテゴリ:□□京都検定講習会□□
久々に京都検定現地講習会に参加してきました
専門の先生に解説していただきながら、現地を見学するこの講習会 通常非公開の文化財を、特別に公開していただけることも多く、 大人気につき、最近は参加も抽選制になっちゃいました 今回は『嵯峨野を歩く』シリーズの第1弾 清凉寺をゆっくり見学した後、檀林寺跡まで散策しました 日時:平成20年9月27日(土) 解説:龍谷大学非常勤講師 松波先生 清凉寺仁王門 清凉寺と言えば、源氏物語ゆかりのお寺。 源氏物語誕生1000年の今年、大注目ですね と、講習会に入る前にちょっと時間があったので… 仁王門横の「あぶり餅」の文字が、呼んでる~
元気をチャージして、いざっ!お勉強 まずは、清凉寺(せいりょうじ)について ・通称「嵯峨野釈迦堂」 ・嵯峨野一帯は昔、原野だったが、嵯峨天皇が別荘地とし、開発が進む ・嵯峨天皇の皇子、源融(みなもとのとおる)は、嵯峨野に棲霞観(せいかかん)という 道教寺院を建てた。源融の没後、寺に改められ「棲霞寺」となり、清凉寺へとつながる この源融が、源氏物語の主人公、光源氏のモデルとされる 清凉寺本堂 1701年、5代将軍綱吉と生母桂昌院により再建 (堂内の宮殿に、葵の紋を見ることができる) 本尊 三国伝来生身釈迦如来(さんごくでんらいしょうしんしゃかにょらい) このご本尊、話を聞けば聞くほど、すごいんです 日本三如来のひとつ(他は平等寺の薬師如来、長野県善光寺の阿弥陀如来) 普段は非公開のご本尊。今回特別に見せていただきました! インドにあった、釈迦37歳の生き姿を刻んだ像 それが、中国に渡った。 奈良東大寺の僧ちょう然(ちょうねんの「ちょう」は「大の下に周」って字)は、中国でその像を模刻して持ち帰った。 この像が清凉寺の本尊、釈迦如来 モデルとなった中国の像が行方不明のため、生身の釈迦像はこの1体のみとなった ・両肩とも衣を着ている(片肩を出していない)。衣は同心円状の模様 ・頭髪は螺髪ではなく、長い髪を編んで頭に巻いている を特徴とし、「清凉寺式釈迦如来」と呼ばれる 鎌倉~室町時代にかけ、写しが多く作られた。(100体以上確認されている) 写しが作られていくにつれ、姿はだいぶ変わっていったようです (衣の模様や、手の大きさで、作られた時代が推察できる) 盛りだくさんの清凉寺、まだまだ続きま~す
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Last updated
2008.10.01 23:57:17
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