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元・占い師 ルビー

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2023年01月15日
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カテゴリ:読書
☆2023年も早いもので1月の半ばになりました。皆さん、如何お暮らしですか。

 最近読んだ本を紹介します。

1. 唯川 恵  『啼(な)かない鳥は空に溺(おぼ)れる』

 ※ これから結婚する女性にとって、興味ある話題だと思います。母と娘との間柄、恋人選びなど参考になるかもしれません。

2. 遠田(とおだ)潤子 『雨の中の涙のように』

 ※ 貞操観念が無い妻と、妻と別れたくない夫、そんな夫婦の間に生まれたひとり息子の運命はどうなっていくのか。

3. 馳(はせ) 星周   『暗手』

 ※ イタリアを舞台に活躍するサッカーの日本人選手(ゴールキーパー)に八百長(やおちょう)試合を持ち掛ける男性の話。脅(おど)された選手は、どうなるのか。物語の展開がおもしろい。

4. 大村 友貴美   『存在しなかった男』

 ※ 新婚旅行から帰る飛行機の中で妻は主人の姿を見失う。警察に相談するも、「あなたの妄想ではないか。」と取り合ってもらえない。どうやって真実に辿り着けるのか。 

5. 村山 由香     『風は西から』

 ※ 会社(居酒屋)に勤務する男性が過労から自殺した。そこで婚約者である女性が、男性が勤めていた会社を相手に責任を認めさせようと戦う話。大変真面目な小説ですが、ややテンポが遅い感じがしました。

6. 中村 文則     『私の消滅』

 ※ 精神科医が主人公であり、複雑な心理描写が多い。洗脳の話題なので、新興宗教など、今のご時世に合う話題ではある。内容が暗いのが残念です。世直しや人助けに催眠術を使えて、世界中の人が善人になる洗脳があったら良いと思う。プーチンに洗脳を使いたい。(笑い)

7. 東野 圭吾     『レイクサイド』

 ※ 映像化される事が多く、当代きっての人気作家の小説。
   おもしろく読めましたが、惜しまれるのは犯人が判明しないまま終わった事です。
   登場人物たちが、あえて犯人を判明させない事で(仲間の)結束を固めようとしたことが、
   私には解(げ)せなかったです。納得がいかない、共鳴できない結末でした。(それが残念です。)

8. 薬丸 岳      『ブレイクニュース』

 ※ インターネットを介して、今の話題を取り上げて放映する女性主人公。いわゆるYouTubeを運営しているユーチューバーの話。作者である薬丸岳さんが時代の要請に合う小説を執筆された事に、私は感心しています。今の世の中、全員がインターネットを利用して発信者になれる時代、何が真実で何が捏造(ねつぞう)なのか、真贋(しんがん)を見抜く目が必要だと痛感します。

 
 文責 ルビー 

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最終更新日  2023年01月15日 01時10分40秒
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