積　　乱　　雲

モールバザーが終了しました。めでたくわたしのポストカードは完売しました。みなさんありがとうございました。

感動の記録その１・・・・初めて自分で売り場に立つことができた。自分の作品を「私が作りました」と言ってお客さんに売るのは、すんごく緊張した。お客さんが近くに見に来るだけで緊張した。手にとってくれるとまたまた緊張した。買わないで行っちゃうとがっかりした。でも、また戻ってきてくれるとわくわくした。買ってくれたら心の中で「バンザーイ！」

感動の記録その２・・・・味のある字だとほめられて、もっと書こうとヤルキが出た。ちゃんとみんな読んでくれた＝読める字だった、というのが自信になった。選ぶ人がそれぞれの気持で、自分にピッタリのを買ってくれたのを見て、もっといろんなことばを書きたいと思った。作品を書いた時は自分の想像でことばを考えたけれど、お客さんの顔を見たら、生きて生活している相手がちゃんとそこにいることがハッキリ迫ってきた。そしたら、ことばも具体的にどんどん浮かんできた。あ～、また書きたくなってきた！

感動の記録その３・・・・私に会いに来てくれた人がたくさんいた。超、超、超、感動した。いつもベッドで会うヘルパーさんと、お店でお客さんとして会った。同じ人なのにぜんぜん違う人に見えた。いつも一人ずつ会うヘルパーさんとまとめて会った。みんなニコニコしていてその顔を見ているだけで幸せになった。うれしくてなきそうになって、ちょっとあんまりわたしは笑えませんでした。

感動の記録その４・・・・赤ちゃんを抱っこした！実習生としてうちに訪問して知り合ったおぐりんさんがお母さんになって赤ちゃんをつれて、わたしに会いにきてくれた。赤ちゃんをお腹の上に抱っこしたらモゴモゴ動いてすんごくかわいかった。私の家に来てくれたときに赤ちゃんがうまれることがわかったんだって。たまたまなんだろうけど、なんかうれしい。それだけでうれしい。

感動の記録その５・・・・友達と会えた。数えるくらいしか学校に行けない私なので、友達と会えるそのことだけでうれしい。明日会おうね、とメールするだけでわくわくだ。お互いに仕事があるからあんまり話せなくても、顔を見ただけでうれしい。家に帰って、もうみんなとお別れだと思っただけで涙が出た。仲間っていいなあ、と思った。

感動の記録その６・・・・お店で食べられた！先生と付き添いの母と３人で昼ごはんを食べた。時間も長いし姿勢も同じだからちょっと不安もあったけど、行っちゃえ行っちゃえ。もう最後だもん。ロールケーキのなんとスポンジが食べられた。クリーム専門から進化した。二口も食べられてしまった。吐かなかった。先生と母のドジ話がうけまくり！

いちいちうれしくて感激した登校日である。みんなはこういう活動をしょっちゅうやっているんだなあ、と思うと改めてうらやましい気持にもなった。でも、自分のできる分で最後にここまでできたことは、自分でもよくやったなあ、と思う。

帰りに道に春ものの洋服を見た。春が来るねえ。私にも春が来るんだなあ。