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カテゴリ:医療
日差しがあかるくなってきた。今日はあったかい、なんて聞くと外に行きたくなってくる。そういえば去年はのんびり散歩はあんまりできなかった。何しろ自宅の周りは山なのだ。当然坂が多い。私も重くなって、スロープを押すのだけでもヘロヘロしている母である。 それでも、今年の登校日は一人で学校に連れて行ってもらえるようになった。いろいろチューブが多いときは車椅子に乗り移るのだけで大変だったわけだから、進化した。今のところぶらぶらしているのは栄養のチューブ一本だからだ。 そっちはいいけど、今度は親の体力が下降線で落っことされるんじゃあないか!と不安がある。担任のぽっぽ先生はバリバリの力持ちのおかげで、ひょいっ、と移してくれる。お母さんが力持ちの人はいいよねえ。卒業したらだんだん出にくくなるかなあ、というのが気になる。 でも、とうとう定期的に外出することをもくろんでいるのだから、そこは何とかしたい。定期的に通うときにもちろん運転の人だけではなくて、吸引ができる人とか、荷物の人とか、私の移動には本当に人出がかかる。出かけられそうなくらい元気になってきたのはうれしいんだけど、手配とかたくさんのことを考えるとつい遠慮の気持も起きる。そこまでして出かけたい用事、というか、目的の重要度と準備のバランスにはけっこう気を使ってしまう。 だから、ささっ、とちょっと外にいける人はホントいいなあ、と思う。ちょっと風にあたってくるとか、ちょっと新聞が来ているか見てくるとか、ちょっとコンビニでコピーしてくるとか。けっこうあこがれてしまう。 究極は夜の飲み会である。まずは夜だということ、それだけでスゴイ。次に店で楽しく会話することがスゴイ。たまにだけど母が飲み会に行って帰ってくると確実に元気になってくる。そーんなに楽しそうなことは私もやってみたいもんだね。 とりあえずバリアフリーのお店のリサーチはぽっぽ先生に頼んでおいた。みんなでわいわいやるのにはそれなりにコミュニケーションが通じるようにしないと面白くない。さらに吸引だ。やっぱり親はご遠慮申し上げたい。こんなときは友達が看護師だとちょうどいいか。看護師の友達が飲み屋で友達の吸引をしていいのか?もっといいのは彼氏が看護師だとかなりポイントが高いということになる。 看護師でコミュニケーションできて、力持ちで、性格もよくて・・・・・はあ、やっぱハードル高すぎ。人生は思うようにいかないもんだ。でも、具体的に考えると外に行くことひとつとってもいろいろあるのだ。ま、とりあえず、親がいなくても外にけるようになりたいよなあ。飲み会参加まであと2年。成人祝いはぜったい夜の飲み会でやってやる! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.21 09:37:42
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