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カテゴリ:あとりえ
キャンプの恒例の活動にステンドグラス製作がある。気球の次に楽しみにしていた。 自分のこれまでとこれからをどうやって表現しようか、しばらく前から構想をねった。現在過去未来である。 3つの時間は境目がなく続いているが、いつも、今いるところが現在でその前後がそのつどできる。いつだって現在なのだけど、過去は確実に積み重なる。そして振り返ることができる時間だ。 未来は今からは見ることはできないが、確実に夢や希望が形になっていく場所で、まだ見えない自分が少しずつ明らかになっていく時間ともいえるな。 3つのガラスを選ぶとき、未来に向かって、色と模様がだんだんくっきりする方向性と大きさ、それから未来の形は少しだけ輪郭をあいまいにして可能性を表現することにした。 いろんなガラスを見れば見るほど迷うし悩む。水のように交じり合って境目のみえない時間。やっぱり青だな。過去は自分を移せる鏡。現在はまだ模様はないがすんだ心の目を持つ透明の青。未来はその青の中から少しずつ色が凝縮してそれぞれの価値を作り出す流れる模様の青だ。表面も少しざらざらしている。 この3つを並べる。課題は機関車である。始めは水のしずくをイメージしていたのだが、機関車の煙の中に並べてみた。機関車のヘッドライトが行く道を照らしている。 作成はリョーチンに全権委任した。職人となってくれました。かなちんは吸引をしたり私の様子を確認しながら作業もがんばってくれました。実にお疲れさまでした。私も考えるだけではなくて作るところも参加したいところだ。ほんと、こういうとき、麻痺がにくたらしい。 できあがった機関車を窓につるしています。 作品名は「私へ」にしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.15 10:04:25
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