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カテゴリ:ぼやき
福田総理大臣のニュースでもちきりの一日だった。私が二度寝している間も、政治の世界はてんてこまいである。 みんなやめると聞いてビックリした分、自分勝手とか、無責任とかの感想が多い。でも、よくニュースを聞いてみると、無理もないかなあ、という状況だったことがわかってきた。 首相はどんな人でも、孤独だ、というコメントを聞いた。わたしには一番響いたコメントである。
人と人は助け合って、協力し合って、暮らしているけれど、いろいろな考え方の人がいる。それらは、微妙なバランスで成り立ってるが、ちょっとしたことでぐらりと崩れることもある。 安定していたかのように見えていた関係も、お互いの気持のずれやタイミングの違いで、全く違う方向へ進んでいくことがある。私もたくさん経験している。 それを収束させたり、発展させたりするのが、中心となる人だが、私がいつも、自分の願いはニーズなのかわがままなのかを悩むように、「国民のため」とか、「政党のため」「政策のため」とかの間で、悩みぬくのが総理大臣か。 表情ひとつをマスコミに追われ、動きひとつで詮索されているのだから、すごい重圧だろう。それでも健康に気をつけて頑張れる人は本当にすごいなあ、と素直に尊敬する。
重圧に負けたというよりは、孤独の中でも、いろいろなことを考えて決断したという印象を持った。冷静だと人ごとといわれ、熱いと敵も多くなる。仲間をたくさんつくっても、本当の信頼がなければ敵ばかりだ。 人が複数集まれば、もういろいろな違いが生まれる。話し合って微妙なずれを小まめに修正する方法はいいと私は思う。でも、その方法が通用する人ばかりではない。それぞれのよさがあるのだが、違いを知ってもなお、お互いを尊重して尊敬するというのは、人間に感情がある限り、とっても難しいことだとも思う。
私も病気が悪いときは、ものすごく孤独を感じた。人間、最後は、どうしたって一人だ。その究極の自分と向き合える力を持ちたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.03 08:19:14
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