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カテゴリ:おしゃれ
仙台手をつなぐ文庫の会と講演会をしてきました。絵本を広める活動をしているみなさんなので、「きもちのこえ・えほんのちから」という題をつけてくれた。 絵本の力は、まさに、わたしが話せる人になった源だ。絵本がなかったら、今の私はないと思う。 絵本があったから、言葉を覚えたし、私が聞いていることを気づいてもらったし、言葉の世界で遊ぶこともできたし、今詩を書くことで人とつながることもできるし、コンサートや歌でほんの少しだけど社会の一部に居場所を作ることもできた。 講演会では今まで、メモを作ってみたり、打ち合わせをしてみたり、通訳の母と相談もしてみたけれど、どうも、どれも今ひとつだった。目が見えないので、結局、頭の中で全部を組み立てて、覚えていくしかないのだ。 それで、今回は、全部自分で作っていったのだけど、通訳の母が不安がって、ほんとに大丈夫なのかとしつこくて参った。 とはいえ、やっぱり、前日夜から朝にかけて、ちょっと緊張してしまった。頭では大丈夫と思っているのだが、体の方が反応した。まあ、これは、自分のコントロールがまだ及ばない部分なので、もう少し修行を積むしかないようだ。 会場はいつも利用しているセンターなので、ずい分ほっとしてできた。場所、というのは大切だ。なので、始まったら大分落ち着いてきた。 文庫の会の人々は、普段から本に親しんでいる人たちだ。さすが、反応がとってもよい人たちだった笑ってほしいところで、ちゃんと笑ってもらうと、ほっとして次へ進める。私は目がよく見えないので、反応を音で確かめる。笑いは大切なバロメーターなのだ。 笑いをとるのに、事務員をダシにすることが多い。今回は新たに更年期を使ってみた。案の定よい反応である。きっと、お客さんが更年期の関係者だっだのだね。うひひ。 一番うれしかったのは私が大好きな「たまごのあかちゃん」を朗読してもらったこと!うんと、うんと懐かしかった。昔読んでもらった、そのときの情景も一緒に思いだした。 障害に関係ある人たちも参加してくださったようだ。題は、なんと!障害がある小学生が書いてくれたそうだ。感動してもらってきちゃった。一生けんめい書いてくれた字だ。こういうのは一番うれしい。 小さいときにお世話になった保育士さんや、お医者さんも来てくれた。大きくなってまた会えるというのが感激する。かの有名なシーツブランコ事件も今では懐かしい思い出になる。小学校の同級生のお母さんもいた。もちろん卒業アルバムを見て、懐かしんだ。 今回は40分くらい話をしてだんだんコツがわかってきた。一生懸命を腕を動かしたので今朝は筋肉痛。通訳の事務員も同様だ。 私のできることが少しわかってきた。私にも役に立つことがある。もっとはなしが上手になりたいし、いろいろなことを通じて、もっとたくさんの人と会いたいと思う。 みなさん、絵本をたくさん読みましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.22 08:53:22
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