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この頃物欲がなかった私に母がキャミソールを買ってきてくれた。ユニクロの。 サイズは「L」の!ラベンダー色だ。 なんとなくテンションが下がっていておしゃれもいまひとつ。ほしいものなくて、着替えの服もどーでもいい、って感じの今日このごろだった。 いつもうるさい私なのに、意欲がない。首が痛いのが大きい。それどころじゃないのだ。 世間は春ものがそろそろ出ているらしくて、私の好きな花模様の季節だというのに、チラシをみてもさっぱり・・・・だ。 どうせ着られそうもないデザインだし、素材もだし、・・・。どうせ・・・、と思うと、とたんにテンションが下がる。 古い友人が洋裁学校に通うようになって、おしゃれな私が困っていませんか?と電話をくれました。障害がある人の洋服を着られるように作ったり、直したり、そこから、障害がある人の仕事の場所まで考える福祉に興味のある先生に習っているのだそうです。 おお~つ!!と母は感動していた。けれど、やっぱり今の私は、気持ちが動かない。 服装は人が自分をどのように見てもらいたいか、また、自分はこのように考えているという自己表現の一つだと思っている。今でもそれは変わらない。 でも、それを実行するかどうかには、かなりエネルギーを使うことがわかった。 具合が悪い時、たとえば卒業式のとき、かわいいワンピースを着ることや、袴を着ることは、すなわち式に出席するという行動を支える目標の一つだった。行きたい、という気持ちがまずあった。 出かけてみんなに会いたい気持ちもあった。 今だって、具合の悪さは当時と比較にならないくらい軽いのに、痛みにこれほどエネルギーを割かれるとは。気管切開の手術の痛みの方が「いつか回復する」という希望に支えられて乗り越えることができた。 自分の体調がゆるやかに悪化していくのを見せつけられるようなじわじわした痛みは、気持ちを少しずつ食ってしまう。 そこへ登場したラベンダー色。すごく気持ちがほっとしたのだ。大好きな色。似合うといわれて思わずにんまりした。 ちょっとだけ痛いのを忘れました。まだ、ちょっとだけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.11 08:49:51
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