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カテゴリ:あとりえ
暑い。急に、暑い。苦手だ。 カラリとするこの季節。爽やかな日はうれしい。 そろそろ梅雨がやってくる。私には冬に続く脅威の季節。気圧と体のリズムがうまく合わないと苦労する。ぜいぜいがそのまま気管支喘息になりませんように。 どきどきしていると、また脅威がふくらむ。
春の季節変化が鬼門なのは弟も同じだ。毎年、身体をはって頑張っている。 疲れないように。睡眠を確保するように。休息をこまめに。。。。 いろいろ気を配るうちに、それだけで疲れる。 ここ数年、気持ちを発散するうちに安定してくる方法がアートだと発見して、以来つらい時は一つの救いになっている。 先日は眠れない自分のために、大きな布に大好きな絵をかいた。身体をたくさん動かして楽しかったらしい。もちろん、即、ベッドの横に飾って熟睡した。 好きなものに囲まれるのはうれしいことだ。 同じように私も今年はアートに取り組んでみたい。方法は模索中だが、重度障害の私でもできる方法をみつけたい。 試しに、ブラインド ドローイングにチャレンジした。名の通り、見ないで好きなように描く方法だ。 会話や作業の時、動きをサポートしてもらうが、まったく一人では腕も重くてペンも持てない。 それで、あらかじめ好みの色や、画面の描きはじめを伝えてから自分の動きたい方に動いてみることにした。見ないのだから楽なものだ。字と異なり、三次元の空間を好きなように動く線を追いかける。 字は三次元の線を平面に拾い合わせて文字に整える作業だ。 絵の線はまったく自由だった。平面に拾うのだけれど、それはたまたま平面になっているだけで私の頭の中は線がからみあって色とりどりであった。 普段持つペンも、まるでペン先までが自分の手になった感じでしょうか。通訳の読み取りの手とは違って、羽の見えないハエの動きになって、行く先が予測できない。 自分自身もこんなものを描こうと思うことをやめて、手の動きに付いていく線の旅。なかなか面白い。手から先に広がる自由な空間を飛び回った。 でも、まあ、やっぱり疲れる。ふと、肉体を、腕を思いだすと、どっと重たい。 というわけで、作品の出来上がりには時間を要しそうだ。一休み中。
この新境地。 とっても楽しい。作詞と異なる自由な世界に踏み入った一歩。
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Last updated
2016.06.12 12:13:51
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