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積  乱  雲

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ローリエ・K

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2020.08.27
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光る器



港の空中から
器がひとつ転がり落ちた
小さすぎて見えなくなった
地上で粉々に砕けたか
風に吹かれて飛ばされたか

一人ひとりの時間軸と、
世界や現実の時間軸
客観的な時間と
個人的な時間に
折り合いをつけ


だましだまし
時には調子にのって
混ぜて分けて乾かし
腐らせ壊しては
また組み立てた

身の丈に合わない目標すら
達成できない自分を責め落胆したくせに
固くもろい器を捨てられなくて抱いていたのに
手放す瞬間はあっけなかった


私の手の中には
器の残像が薄く光る
これは確かに生きているという実感だった


これからどこへ向かおう







昨年の夏は、秋に横浜旅行をする準備に忙しくしていた。
細部まで多くの人に助けてもらいながら、とうとう11月に実現しました。
その余韻に感動するうちにあれよあれよとコロナの世界に突入した。

2月からの半年の生活変化ですっかり体力がおちてしまった。
今、あの大旅行は難しいとも自分でも思う。
なんと、よいタイミングだったのでしょう!

過去も未来もわからないけれど
今がそのとき、ということはある。
日常の通所や生活も厳しくなってきてみると
燃え尽きのように、自分が何をしたいのかすっかりわからなくなった。

あれも、これも、だめ、できない、ばかりの中で
それでもできることをがんばりましょう、と
励ますことばさえどこか遠くで聞こえる。

それくらい気持ちが落ちている自分がまた情けない。
気持ちが動くだけでくたびれることにガッカリする。
新しい器をどうやって作ればいいのか
さっぱりわからない。















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Last updated  2020.08.27 11:23:02
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