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カテゴリ:詩
花が一斉にさくように 人の出会いが一度に動く春に 出会いと別れが動かす心は いつもわたしを不安にさせる
ひとつずつに時間をかけては 一喜一憂して よいことを積み重ねた毎日を ぐらりと動かす 地震のように いつもあったものの ありかを変え 配置を変え 音を変え 匂いを変える
ゆっくり傾く朝日のように ゆっくり現れる春を待ち望んでいた 今年の心の調子を 確かめるのはいつもおそるそるだ
できることからやればいい 失敗しながら進めばいい いやなことはイヤという けっして無理なんかしない 頑張りすぎない ときどき休む
わかっていてもそうさせない自分や 言い出せないことや 通じないことがあっても まっ、いいか と一泊おいていけるように
でっかい成功や 華々しいことなんかなくたって そもそも 今日暖かいだけで 大満足なんだ
盆栽桜が見上げるでっかい空に 見える雲は私と同じ春の空 青はいつでもそこにある
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Last updated
2022.04.17 09:32:53
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