長野の保育園でＯ５５食中毒、７７人下痢・発熱- 読売新聞（2013年8月5日21時17分）

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このＯ５５はＯ１１１などと同じ「腸管病原性大腸菌」で

一般的にメジャーになってしまったＯ１５７とはちょっと違う

Ｏ１５７は腸管出血性大腸菌で

特に牛の保菌率が高いとされている

比較的長い潜伏期間を持ち３～７日とも言われ

腹痛、下痢、発熱で始まり、やや遅れて血便が生じるのが一般的です。

一方、今回のＯ５５は

こちらの病原発生機構は、最も古くから腸管病原性が指摘されてきたため

ほぼ解明されており

束形成性線毛で初期接着し、

インチミンと名づけられる物質を使って上皮細胞に影響し

微絨毛の形態を変形させて定着を完了させ病気を起こす

今回菌の特定をどのように行われたのかは不明であるが

血清型で調べるより、病原因子の遺伝子を調べたほうが精度の高い同定ができるといわれる

発症症状はＯ１５７とは少し違って

発熱、嘔吐、水溶性下痢でまれの血便が混じる。

同じ嘔吐の症状を伴うものとしては

腸管凝集付着性大腸菌があり、Ｏ４４、Ｏ１２７、Ｏ１２８がこれにあたる

腸管出血性大腸菌においても嘔気、嘔吐を伴うことがあるが、一般的には腹痛、下痢、発熱である

腸管組織侵入性大腸菌も主症状は粘血便、腹痛、発熱で嘔気、嘔吐も伴うことはある

毒素原生大腸菌も主症状は水様性下痢、腹痛、発熱が主症状

一般的には、腸管凝集付着性大腸菌、腸管組織侵入性大腸菌、毒素原生大腸菌は、成人が多く、海外旅行先で罹患して来ることが多い

夏休みに海外に行かれる方は

これらの大腸菌などと共に赤痢、コレラなどにも中が必要であり

生水を飲まないことがまず大事

また東南アジアでの屋台などの食事は非常に危険性があることを認識して自己責任を

コレラなどは潜伏期間が４日くらいのため、帰国後発症する場合がある

これらのニュースを人事とは思わず

自らもその危険性があると、認識していただきたい！

今回の原因はまだ発表されていないが

おそらく給食を作られた方の手由来であることはほぼ間違いないと思われる。