ロックの部屋

2005/01/31(月)21:48

トラフィック特集《前編》『SMILING PHASES』の1枚目/深夜のトイレは危険!

音楽日記クラシックロック(英国/欧州)(191)

ジム・キャッパルディが亡くなったから書くというのも気が引けるのですが、トラフィックについてはずっと前から書こうと思っていました。これと言ったとっかかりがなかったものだから書けなかったのですが、こんなとっかかりで書いてもいいかな?(いいとも!!)笑。 さてトラフィックですが、どのアルバムについて書いてみようか考えてみました。今現在持っているアルバムがヒストリー物の2枚組ベスト集『SMILING PHASES』と『SHOOT OUT AT THE FANTASY FACTORY』、そして『FAR FROM HOME』の3枚です。ちなみに【スペンサー・ディヴィス・グループ】のアルバムは1枚、【スティーヴ・ウィンウッド】のソロアルバムが5枚あるかな。なわけでかなりのトラフィック好き(スティーヴ・ウィンウッド好き)ですね、私も。やはりグループの歴史が分かる『SMILING PHASES』にしときましょう。 1967年作の『Mr.Fantasy』から1969年の『Last Exit』までが第一期になります。これはこの後スティーヴ・ウィンウッドが【ブラインド・フェイス】を結成するために一時解散したため。 1枚目の1曲目にはデヴュー・シングルの「PAPER SUN」この曲は当時流行のシタールを使用していますが、ブルース臭さがなくてファンタスティックで不思議な雰囲気を持ったポップな曲。 2曲目の「HOLE IN MY SHOE」はデイブ・メイソンの曲だ。これはセカンド・シングルですが、全英チャート2位のトラフィック最大のヒットとなっています。「PAPER SUN」よりもさらに摩訶不思議なアシッドな曲で、メロトロン(フルート)が効果的に使われています。途中の女の子の語りもさらに不思議さを加速している。デイブ・メイソンの声は円くて聴きやすい。大好きな曲です。 4・5・6・8曲目にはファーストアルバム『Mr.Fantasy』からの曲です。「HEAVEN IS IN YOUR MIND」はドラムスがバタつき気味ですが、リズム進行が機関車みたいで面白い。スティーヴ・ウィンウッドのヴォーカルがRチャンネルからLチャンネルにパンするところとかレコーディングに工夫があって面白い。ギターとピアノもどこか意図的に外してあるというか自分勝手にジャムっているようでユニークです。 「COLOURED RAIN」はオルガンがサイケデリック! 「NO FACE, NO NAME, NO NUMBER」これもシングルカットされましたが、そんなにヒットしなかったようです。でもメロトロンの美しさといったらたまりません。オルガンとアコースティック・ギターが軽やかに鳴る小品です。スティーヴ・ウインウッドも思い入れたっぷりに歌っています。  アルバムタイトルの「DEAR MR. FANTASY」はR&Bぽいですが、ギターの厚みとねちっこさはヘヴィー・ロックそのものだ。ドラムスとハーモニカとの掛け合いがお見事。聴き応えは充分です。 セカンドアルバムの『Traffic』からは4曲。このアルバムでは、デイブ・メイソンの曲が数多く占めるようになり、スティーヴ・ウィンウッドとの個性の違いが明確になっております。「FEELIN’ALRIGHT」「YOU CAN ALL JOIN IN」ともにデイブ・メイソンの曲です。一言でいうとデイブ・メイソンの曲はアメリカ南部のカントリー臭さ。【グレイトフル・デッド】や【ザ・バンド】の影響が強いのだろうか?スティーヴの「PEARLY QUEEN」もカントリー臭さはないものの、アシッドぽさもなくなっている。 サードアルバム『Last Exit』の前にはデイブ・メイソンはグループを脱退しアメリカへ渡る。このアルバムからは3曲。3曲とも、いまいち緊迫感がない。アメリカ志向のサウンドのせいもありイギリスでは売れず、アメリカではまずまずのヒットとなりました。この頃もうすでに気持ちはブラインド・フェイスにあったスティーヴ・ウィンウッドだったようです。 やはり第一期は『Mr.Fantasy』の出来が素晴らしいですね。サウンドの多彩さとアイデア、実験精神、ポップな楽曲と60年代クラシックロック、ニューロックの名盤です。 《前編》はここまででお終いです。スタミナ切れです。いつものように後編は明日になるか、3日後になるか不明。忘れてしまってもいっこうに構いません。では。(笑) ……………………………………………………………………… 《番外編》 昨日、夜中に寒さで起きてしまいトイレに行って出すもの出したのですが、今日「おしっこ壁に掛かりまくっていたわよ」と怒られてしまいました。トイレに行ったのは覚えているのですが、的を外したのまでは覚えていませんでした。寝ぼけていたのかも。 もしかして寝起きだから、お○ん○んが大きくなっていて方向がそっぽ向いていたのでしょうか?若い若い!?(爆笑) 『格言』 「気を付けよう、夜中のトイレと、ち○この向き」字余り。。。。

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